うつ病

うつ病の治療は身体の中の神経機能が重要!

うつ病の治療は身体の中の神経機能が重要!

日本におけるうつ病の患者数は推定で300万人とされています。これは、厚生労働省のデータや他の研究に基づいた数字であり、実際の患者数はさらに多い可能性があります。
うつ病の明確な発症メカニズムは現時点では解明されていません(2020年9月時点)。
しかし、うつ病患者は情動行動を制御する神経伝達物質(神経細胞間の情報伝達に用いられる分子)のなかのセロトニンやドパミンの機能低下が関与している可能性が示唆されています。セロトニンは心を落ち着かせ、ドパミンは活動性を高めて楽しみを感じさせるとされています。
また、脳の海馬や前頭葉などの領域で学習機能に重要な“神経栄養因子”が減少していることも示唆されています。ストレスを受けるとストレスに対処するためにグルココルチコイド(コルチゾール)が分泌されますが、このホルモンが長期に過剰放出されると神経細胞が傷害されることが知られており、うつ病発症を誘起すると考えられています。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • やる気が出ない
  • 眠れない
  • 息苦しい
  • 気分が落ち込む
  • 何をしいても楽しくない

一般的なうつ病に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
うつ病と診断された場合には次のような治療が行われます。
うつ症状になってしまった要因に対して寄り添いながら、薬で症状を抑える対症療法になります。
1)心の休養・環境調整
うつ病はストレスを誘因にして発症することが多いため、過度なストレスがかからない環境において心の休養をさせることが重要です。たとえば、仕事量の増加がきっかけでうつ病を発症した場合は仕事量の軽減や自宅療養などの措置を行います。
2)薬物療法
うつ病治療の主体となるのは薬物療法です。近年、主に用いられるのは脳内のセロトニン濃度を高める作用を持つ選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)とされています(ただし、選択的に作用するのは細胞レベルでの話であり、SSRIではドパミンも増加することが多い)。そのほか、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)や三環系抗うつ薬などがあります。効果には個人差があり、必ずしも処方された抗うつ薬が有効であるとは限りません。抗うつ薬は通常、効果発現までに4~8週間という時間がかかることにも注意が必要です。上記の抗うつ薬に反応しない場合、抗精神病薬が使われることもあります。また、うつ病によって引き起こされる身体症状を改善するため、睡眠薬や抗不安薬などが必要となることもあります。
そのほか、病気が原因で引き起こされるうつ病の場合には、原因となる病気の治療に必要な薬が用いられます。
3)精神療法
薬物療法と同時に行うことが多いのが精神療法です。
医師や臨床心理士と対面して会話をしていくなかで症状の改善を目指します。また、絶望感や自己否定感など実際の状況にふさわしくない感情が強いときは、その考えと現実との歪みを修正する“認知行動療法”がよいとされています。
4)電気けいれん療法
薬物療法や精神療法などで大きな効果が見られず、自殺念慮が強い場合や食欲が全くない場合など、非常に重度な症状が見られる場合に行われる治療です。
麻酔をかけたうえで頭皮に装着した電極から脳に電流を流してけいれん発作を誘発します(ただし、筋弛緩薬を用いて一部の筋肉を除き大部分の筋のけいれんは抑制させて行うのが通常)。週に2、3回で3~4週間程度行われます。はっきりしたメカニズムは分かっていませんが、この治療によってうつ症状が劇的に改善していく場合が少なくありません。しかし、この治療は体への負担が大きいため、実施にあたっては慎重な検討が必要です。
5)経頭蓋磁気刺激療法
薬物に反応しにくい患者に対して、磁気を用いて前頭葉に電流を発生させ、この領域を活性化させることで治療します。通常は、週5日で6週間繰り返し刺激します。
6)リワーク
薬物療法などで一定の改善はしたが、職場復帰までには今一歩という患者に対して、デイケアなどに通所しながら、通勤や仕事に慣れていくことを目指すリハビリテーション治療です。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
病院での治療は、きっかけとなってしまった外的要因(トラウマ等)を見直しそして寄り添い、薬物療法や精神療法等で症状を抑える事がうつ病の対処法とされています。しかし考えてみてくだい。もし外的要因がうつ病の原因だとしたら、なぜうつ病になる人とならない人がいるのでしょうか?それは個人差ともいえるかと思いますが、その個人差こそが身体の中で起こっている神経状態の差なのです。カイロプラクティックでは、外的要因だけに注目するのではなく、体の内に意識を向ける事をおこなっています。カイロプラクティックでは体の内に問題の根本原因が存在していると考え、うつ病に対してアプローチしています。身体の中がしっかりしていれば、外的要因にもうまく対処できるはずです。

一般的にいわれているうつ病は『脳のエネルギーが欠乏している状態』とされています。欠乏とは、必要なものがかけている、不足していることを指します。
脳からはセロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンといった人の感情に関する情報を伝達する物質、いわゆるホルモンが分泌されます。また男女比の割合では、女性の方が多くみられるというデータもあり、それには女性ホルモンのエストロゲンが関係しているとされています。
エストロゲンが減少すると、同時にセロトニンも減少します。セロトニンは別名・幸せホルモンと呼ばれていて多幸感などを感じる為には欠かすことのできないホルモンとなります。つまり『脳のエネルギーが欠乏している』とは、ホルモンの分泌に異常があると言えます。
こうしたホルモンの分泌で一番重要なものが神経となります。神経には、体の各組織同士が連携を取り合うために必要な組織であり、脳が体全体の状態を把握することでホルモンのバランスが保たれ適正な量が分泌されます。
ホルモンの分泌は多すぎても少なすぎても、その役割を果たすことはできません。疑うべきは脳と体を繋ぐ神経システムになります。
神経システムを阻害するものがサブラクセーションになります。サブラクセーションによって脳と体の神経のサイクルに問題があると、どれだけストレスを無くしても、または生活習慣を見直したところでうつ病の根本改善には至りません。
カイロプラクティック・ケアによって脳と体の神経のサイクルが正常であれば、外的要因であるストレスや不安を受けても体は交感神経のスイッチを入れることで対応します。
生活習慣や環境が変化しても、その環境を脳は瞬時に把握し適切にホルモン分泌の指示を出し対応してくれます。だからこそ神経の流れを整える事が体の健康を維持するためには重要になります。
そもそも、うつ病は体のバランスが乱れていることを教えてくれる大切なシグナルになります。その大切なシグナルをごまかすのではなく、しっかりと体の内から見つめ直すことが大切になります。
カイロプラクティック・ケアによってうつ病の根本原因を取り除き、快適な毎日を手に入れましょう。

うつ病の症例紹介case introduction

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