それは脳からの電気信号が乱れているからです!
心臓は、心筋細胞における電気信号を基にして規則正しく動いています。心臓は右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋に分かれており、右心房に存在する洞結節が電気信号を発生させる部位となります。洞結節から発せられた電気信号は、右心房から左心房、両心室へと順次伝わります。この電気信号の流れが乱れたり、遅くなったり、速くなったりしている状態が不整脈です。治療が必要な不整脈である“心房細動”や“心室細動”などは、虚血性心疾患や心臓弁膜症、心筋症などの原因となります。
不整脈にはいくつかの種類がありますが、主なものには次のようなものがあります。
1)頻脈性不整脈:心拍数が速くなる状態。
2)徐脈性不整脈:心拍数が遅くなる状態。
3)不規則性不整脈:心拍が不規則な間隔で起こる状態。
不整脈の原因には、心臓の病気や障害、ストレス、運動不足、喫煙、過剰なカフェインやアルコール摂取、薬物の副作用などがあります。場合によっては、不整脈は重篤な状態を引き起こす可能性もあります。