圧迫骨折

圧迫骨折の原因は加齢だけじゃない!

圧迫骨折の原因は加齢だけじゃない!

圧迫骨折は、骨が外部からの力によって圧迫されてしまうことで生じる骨折の一種です。一般的な骨折と異なり、骨が破壊されるのではなく、骨組織が圧迫されることで血液や栄養の供給が途絶え、骨組織が壊死してしまうことがあります。このような骨折は、通常、長期間圧迫が続いた場合や、外部からの急激な力が加わった場合に発生することが多いです。
圧迫骨折は、様々な原因によって引き起こされる可能性があります。例えば、長時間同じ体勢でいることによる局所的な圧迫や、事故やスポーツなどでの外部からの強い圧迫が考えられます。特に、高齢者や骨粗鬆症などの骨の弱い状態にある人は、圧迫骨折のリスクが高くなることがあります。
圧迫骨折の症状には、痛みや腫れ、患部の変形などが挙げられます。場合によっては、皮膚の変色や感覚異常、筋力低下なども見られることがあります。診断には、レントゲン検査やMRIなどの画像診断が行われ、骨の状態や損傷の程度が確認されます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • ギックリ腰の様な強い痛みが続いている
  • 背中が丸まってきた
  • 身長が縮んできた
  • 背中に出っ張りがある
  • 心当たりが無いのに骨折していると言われた

一般的な圧迫骨折に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
一般的に圧迫骨折は、加齢や骨粗しょう症や外傷などが原因とされています。 骨粗しょう症の原因には、加齢、生活習慣(運動不足、食生活など)、喫煙、閉経後のホルモンバランスの変化、関節リウマチやステロイド薬の使用などがあります。

圧迫骨折の病院での治療法は、骨の位置を正常に戻し、固定することが主な目的です。一般的には、次のような方法が用いられます。まず、X線やCTスキャンなどの画像診断を行い、骨折の状態や位置を確認します。その後、以下の治療法が選択されることがあります。

1)保守的治療(非手術的治療):骨折部位を固定するためにオーダーメイドのコルセットやギブスを使用します。これにより、骨が自然に癒合するのを促します。安静が必要な場合もあります。
2)手術治療:骨が不安定である場合や、保守的治療が不可能な場合には手術が選択されることがあります。手術では、骨の位置を修復し、固定するために金属製のピン、プレート、ネジなどが使用されることがあります。
3)リハビリテーション:骨折が癒合した後、関節の可動域を改善し、筋力を回復させるためのリハビリテーションが重要です。物理療法や運動療法が行われることがあります。
4)痛み管理:痛みがある場合は、鎮痛剤や抗炎症薬が処方されることがあります。痛みの程度に応じて適切な薬が選択されます。
治療法は、骨折の部位や程度、患者の年齢や健康状態によって異なります。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
一般的に圧迫骨折は、加齢や骨粗しょう症や外傷などが原因とされています。 外傷はともかく、加齢や骨粗しょう症が圧迫骨折の原因だとしたら、なぜ圧迫骨折になる高齢者とならない高齢者がいるのでしょうか?
重要なことは、骨粗しょう症の対処法として外的要因に意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。カイロプラクティックでは圧迫骨折を治すとか圧迫骨折の痛みを取るという事を重要視する訳ではなく、背骨と神経の機能が乱れを改善していきます。圧迫骨折を患ってしまったその悪い健康状態からより良い健康状態にシフトするように身体の中から変えていきます。

①背骨のバランスの乱れ
私たちの背骨は負荷が加わる部位では密度は高くなり、負荷が少ない部位には密度が低くなります。宇宙飛行士が無重力の中で生活することで骨の密度や筋力が落ちていくのと同じです。背骨にきちんとした圧が加わることで骨密度は安定することになります。しかし、サブラクセーションが存在することで背骨のバランスが乱れます。
これまで背骨によって体を支えていたのが、筋肉を頼り背骨を支えるようになります。その状態が慢性化することで骨密度が低下していきます。これが骨粗しょう症の原因となります。
骨には新陳代謝があります。古くなり劣化した骨は、メンテナンスされて新しい骨へと生まれ変わっていくのです。サブラクセーションが取り除かれ背骨が安定することで、正常な骨の新陳代謝が行われ健康な骨を取り戻すことが可能になります。

②閉経後の女性ホルモン低下
骨粗しょう症は特に女性に多い病気で、患者さんの80%以上が女性と言われています。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、骨の新陳代謝に際してカルシウムの吸収をゆるやかにして骨からカルシウムが溶けだすのを抑制する働きがあります。そのため閉経期を迎えて女性ホルモンの分泌が低下すると、急激に骨密度が減ります。では、なぜエストロゲンの分泌量が異常に低下してしまうのでしょうか?
そこで重要なのが“脳“になります。神経を通じて様々な情報が脳へ伝達されます。その情報を処理するのが体の司令官である脳になります。脳は体の状態を把握して、その環境に適応するために対処してくれています。
しかしサブラクセーションによって神経に問題があると、脳は子宮や卵巣の状態を把握することができなくなります。その結果、女性ホルモンが急激に低下し骨密度が低下する原因となっているのです。

③副甲状腺の機能低下
骨はカルシウムの貯蔵庫です。体内のカルシウムの99%は骨や歯の中にあり、残りの1%は血液中に存在しています。1%のカルシウムは、全体のカルシウム量からするとわずかですが、筋肉の収縮や血液の凝固や神経伝達に関わるなど重要な働きをしています。
そのため血液中のカルシウムが足りなくなると、骨からカルシウムが溶けだして補おうとします。骨は体を支える以外に、カルシウムを貯蔵するという役割も担っています。カルシウムの摂取量が少ないと、次から次へと骨からカルシウムを血液へ補わねばならず、骨の中のカルシウムが失われてしまうのです。
そこで副甲状腺が重要な働きしています。副甲状腺は血中のカルシウム濃度を一定に保つ機能が備わっています。しかしサブラクセーションによってその機能が亢進することで、血液中のカルシウム濃度が高くなり骨のカルシウム濃度が少なくなります。それが骨粗しょう症の原因となります。

・外傷による圧迫骨折の対処法
急性の圧迫骨折の場合は3~4週間安静が必要になり、炎症が引くまでアイシングを行います。治療法としては、うつ伏せにした状態で寝てもらい、患部に3.5~4.5キロ位の砂袋や米袋を患部に当て後方へ椎骨が移動しないように予防することで早期改善に繋がります。

圧迫骨折の症例紹介case introduction

pagetop