根本治療で成人型喘息への移行を阻止しましょう
小児喘息は大人の喘息と同様に、気管支が慢性的に炎症を起こし、発作性の呼吸困難や咳、痰を生じる病気です。「ヒューヒュー」「ゼーゼー」する喘鳴(ぜんめい)と呼ばれる症状が夜間や早朝に出るのが特徴です。小児喘息は増加傾向にあり、2~3歳から発症し、6歳までには全体の約90%が発症します。発症には幼少期のウイルス感染(RSウイルス、ライノウイルス)が影響していると言われています。小児喘息は思春期~青年期には約70%が軽快しますが、成人型喘息に移行する場合もあります。