慢性疲労

その疲れ!ホルモンバランスの乱れかも!?

その疲れ!ホルモンバランスの乱れかも!?

慢性疲労は、長期間にわたって続く持続的な疲れや疲労感を指します。通常の休息や睡眠で回復しないことが特徴です。慢性疲労の原因はさまざまであり、心身のストレス、睡眠障害、栄養不足、運動不足、慢性的な病気、精神的な問題などが関連していることがあります。
慢性疲労の症状は個人によって異なりますが、一般的なものには次のようなものがあります。
・持続的な疲れや疲労感
・集中力や記憶力の低下
・筋肉の痛みや関節痛
・頭痛やめまい
・睡眠障害
・不安やうつ症状
慢性疲労は、日常生活や仕事に影響を及ぼすことがあります。適切な治療やライフスタイルの変更を行うことで、症状を軽減させることができる場合もありますが、慢性疲労の症状は人それぞれ異なり、その原因を特定することが非常に困難な病気の1つになります。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 気力が沸かない
  • 集中力が低下している
  • 全身がだるい
  • 寝ても疲れがとれない
  • 微熱が続いている

一般的な慢性疲労に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
慢性疲労症候群(chronicfatiguesyndrome、CFS)は、持続的な疲れや疲労感を特徴とする複雑な症候群です。原因ははっきりとはわかっていませんが、免疫機能の異常やウイルス感染の影響、ストレスなどが関与していると考えられています。
慢性疲労症候群の治療は、症状の緩和と日常生活の改善を目指すことが一般的です。主な治療法には以下があります。
1)休息と睡眠:十分な休息と質の高い睡眠を確保することが重要です。睡眠障害がある場合は、医師と相談して適切な対処法を見つけることが重要です。
2)運動療法:適度な運動が症状の改善に役立つことがありますが、無理な運動は症状を悪化させることがあるため、医師の指導の下で行うことが重要です。
3)心理社会的アプローチ:ストレス管理や認知行動療法などの心理社会的なアプローチが症状の管理に役立つことがあります。
4)薬物療法:症状の緩和や睡眠の改善を目的として、抗うつ薬や睡眠薬が処方されることがあります。
治療には個人差があり、効果的な治療法は人によって異なります。慢性疲労症候群の治療には継続的なケアと医師との協力が必要です。

一般的には治療は薬物療法が中心でおこなわれます。睡眠障害を改善する眠剤、抗うつ薬、抗不安剤、非ステロイド抗炎剤などの薬が処方されますが、一時的に症状は緩和されても根本的な改善には至りません。
そもそも慢性疲労の原因は明らかになっていない病気の1つです。様々なストレスからの精神的な不安、生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの乱れ、急な環境の変化などといった体の外における外的要因が考えられます。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
特に注目したいのがホルモンバランスになります。
私たちの身体(臓器、筋肉、リンパ、血管、皮膚、関節)は、司令塔である脳と全身に張り巡らせている神経によりコントロールされています。その中でも身体を機能させる為に必要なホルモンの生成や分泌を行っている副腎という臓器があります。
副腎はホルモンの生産分泌、免疫、炎症、胃酸のコントロールなど多くの働きがあり、どれ1つをとっても健康には欠かすことのできない役割があります。その重要な働きがある副腎は、様々なストレスから私たちを守るホルモンを分泌しています。その1つが「コルチゾール」になります。
これから「コルチゾール」と「疲労」の関連性について解説していきましょう。
私たちが何らかのストレスを受けるとコルチゾールは分泌量を増やします。その作用で血圧を上昇させ、ストレスという非常事態に対応するための「闘争」もしくは「逃避」に備えます。
つまりストレス時に分泌されるのは身体がストレスと感じている環境に適応するための反応になります。「ストレスホルモン」という呼び名で誤解されることも多いのですが、コルチゾールはストレスへの対処に不可欠な大切なホルモンになります。
私たちの身体から作られるホルモンは必要な分だけ生成され必要な時に分泌します。自律神経の交感神経が優位になる事で一定量のホルモンが分泌され、逆に副交感神経が優位になり就寝前になると分泌を減少させます。
しかし脳が身体の状態を把握することができなければ、適切なホルモンの分泌がスムーズに行われず、慢性疲労に関連した様々な症状が現れます。
ここでカイロプラクティックケアが重要になります。脳と神経と身体のサイクルが正常であれば、外的要因であるストレスや不安を受けても身体は交感神経のスイッチを入れることで対応しています。
生活習慣や環境が変化しても、その環境を脳は瞬時に把握し適切なストレスホルモンを分泌し、その環境に対応してくれます。サブラクセーションによって脳と身体のサイクルに問題があると、どれだけストレスを無くしても、または生活習慣を見直したところで、慢性疲労の根本改善には至りません。
そもそも慢性疲労は身体のバランスが乱れていることを教えてくれる大切な身体のサインになります。その大切なサインをただ薬で隠すのではなく、しっかりと自分の身体の内側と向き合いましょう。

慢性疲労の症例紹介case introduction

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