人間の関節は1日におよそ10万回も動く!
私たちは普段の生活の中で、何気なく腕の曲げ伸ばしをしていますが、実はその動きの中心となっているのは「肘の関節」です。この肘関節の動きには、さまざまな骨・筋肉・靭帯が関わっているため、痛みが出やすい部位です。肘関節は、上腕骨(二の腕にあたる部分)と橈骨(前腕部の親指側)・尺骨(前腕部の小指側)によって構成されています。肘関節にはさまざまな筋肉や靭帯がついており、肘の曲げ伸ばしや手のひらを上下に向ける動きなど、日常生活でよく使う動きに関わっています。そのため、肘関節はとても重要な部位と言えます。
肘の曲がる角度は最大で約140度になります。また手のひらを下に向けたり上に向けたりする回旋運動では約180度回すことができます。足を比べると遥かに細かい動作が可能となる関節となります。そんな肘関節に問題があるという事は、日常生活の様々な場面に支障をきたしてきます。肘の問題で『テニス肘』や『ゴルフ肘』という診断をよく聞きます。ですがテニスやゴルフをしていない方にも肘に問題を抱えている人は少なくありません。