膝の水は抜いてはダメ!
膝関節痛の原因として、最も多いのは変形性膝関節症です。これは加齢やケガによって軟骨がすり減って、膝関節が変形してしまう病気です。変形性膝関節症は、女性がなりやすい病気で、高齢になるほど発症率が高まっていきます。症状が軽いうちは、立ち上がるときや歩き始めたときなどに痛みを感じますが、しばらくすれば痛みは治まります。しかし症状が進むと、階段の昇降や正座が困難になり、末期になると膝がピンと伸びなくなったりします。日本には、変形性膝関節症の患者さんが2500万人もいると言われています。自覚症状がない人も多く、発症したからといって必ずしも痛みが伴うわけではありません。しかし、関節の変形は徐々に進行していき、それに伴って痛みも増していきます。
膝関節痛は変形性膝関節症以外にも、関節性リウマチ、半月板損傷、靱帯損傷、オスグッド、成長痛、鵞足炎、ランナー膝、ジャンパー膝など色々あります。