言葉の成長は脳にあった!
言葉の遅れ(言語発達遅滞)とは、発語や言葉の理解が、生活年齢から予測される平均的な状態よりも大幅に遅れることをいいます。子どもが言葉を覚え、話し始める時期には個人差がありますが、おおむねの基準として、以下のような状態である場合には、言葉が遅れていると判断できるといわれています。
・1歳半で、意味の伴った言葉が2つ以下である場合
・3歳で、「ジュースのむ」など2つの単語による言葉である「2語文」が出ていない場合
乳幼児期の子どもの育ちは個人差が大きく、また性格や環境などさまざまな要因が関わっているため、言葉の遅れの原因を明確に特定することは簡単ではありません。あくまで目安で子どもの発達のスピードは一人ひとり大きく異なります。そのため、単純に目安より遅れているだけで育っていく過程で遅れは目立たなくなることがあります。