足の痛みは足に原因が無い事が多い!
足の痛みの種類には沢山あります。足の裏に痛みがある方、かかとに痛みがある方、親指の付け根に痛みがある方、足裏が小石を踏んでいる様に痛い、足に紙を1枚挟んでいる感じがする。などなど・・・
その中で一番訴えが多いのが足底腱膜炎(足底筋膜炎ともいいます)です。
朝起きて最初の一歩を踏み出した時に、かかとに強い痛みが走る。しかし、少し歩くとそのうちに痛みは自然と治まってくる。そんな症状を感じたことはありませんか?これは足底腱膜炎(足底筋膜炎ともいいます)の典型的な初期症状の一つです。
足底腱膜炎とは、足の裏のかかとの内側から指の付け根へと及ぶ靭帯性の膜である足底腱膜に炎症が起こり、痛みが生じる疾患のことです。
足底腱膜炎の大きな要因として、歩行や運動などによって足底にくり返し負担がかかることが挙げられます。
普段、歩いていてもかかとや土踏まずなどに知らず知らずのうちに負担がかかっています。例えば過度なランニングなど走り回ることが多いスポーツをする人は、強い圧力と刺激を与え続けることにより足底への負担が蓄積し、足底腱膜炎になる可能性があると考えられます。
足底腱膜が付着するかかとの骨のあたりは最も痛みが生じやすく、まれに土踏まずのあたりにも症状が現れる場合もあります。ただし、初期段階では歩行開始時に痛みがあっても、歩いているうちに自然と治まってくることが多いため、そのまま放置してしまう例もみられます。放っておくと痛みが慢性化したり、治りにくくなったりする場合もあります。