顎関節症

顎の痛みの真の原因は顎に無いかも!?

顎の痛みの真の原因は顎に無いかも!?

顎関節症は、顎関節(下顎骨と頭蓋骨の間の関節)周辺で生じる痛みや不快感を含む一連の症状のことを指します。主な症状には、顎の痛みやこわばり、開け閉めの際の違和感、顎関節周囲の筋肉の痛み、頭痛、耳痛、顎関節のノイズ(カクカク、パチパチなど)、顎の開口制限などがあります。
顎関節症の原因はさまざまで、歯の噛み合わせの異常、歯ぎしりや食いしばり、顎関節の捻挫や打撲、ストレス、過度な顎の使いすぎなどが考えられます。治療法としては、安静やストレスの軽減、適切な食事療法、マウスピースの着用、リラクセーション法、物理療法、または場合によっては手術などが選択されることもあります。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 口を開ける時に痛みがある
  • 口の開閉時に音が鳴る
  • 口が開かなくなった
  • 歯の治療後から顎がおかしい
  • 硬いものを噛むと痛い

一般的な顎関節症に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
顎関節症は歯医者ではなく、総合病院などの歯科・口腔外科で治療を行います。顎関節症の治療法は、症状の程度や原因によって異なりますが、一般的な治療法には以下のようなものがあります。
1)自己管理と生活習慣の改善: 食事に注意し、硬い食べ物や噛みしめることを避ける。また、ストレスを軽減するためのリラクゼーション法や姿勢の改善も重要です。
2)物理療法: 熱や冷やし、マッサージ、ストレッチなどを行うことで筋肉の緊張を和らげる。
3)薬物療法: 痛みや炎症を抑えるための薬物(非ステロイド性抗炎症薬や筋弛緩剤など)が処方されることがあります。
4)装具: 歯科医師が作製するマウスガードやスプリントを使用して、顎の位置を調整することで症状を軽減することがあります。
5)ストレッチやエクササイズ: 顎関節周辺の筋肉を強化し、柔軟性を高めることで症状を改善することができます。
6)手術: 症状が重度でかつ他の治療法が効果的でない場合には、手術が検討されることもあります。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
顎関節症は、外傷(スポーツ、交通事故)、歯の噛み合わせの問題(虫歯、歯の欠損、親知らず、歯ぎしり)悪い姿勢(頬杖、手枕)、精神的ストレス(睡眠)、筋力不足(食文化の変化、幼少期の食習慣)、食生活などの生活習慣などの外的要因が関係していると考えられています。その原因は一つとは限らず、いくつかの原因が積み木のように重なって顎関節症が発症すると言われています。そして治療法としてそれらの外的要因を見直し顎関節症の対策が行われています。しかし考えてみてください。もし外的要因が顎関節症の根本原因だとしたら、なぜ顎関節症になりやすい人とならない人がいるのでしょうか?
ここで重要なことは顎関節症の対策として外的要因だけに注目するのではなく、体の内に意識を向ける事です。私たちの体は常に変化していますが、毎回その変化に対応し続けるのは大変な作業になります。

スポーツや交通事故などによる物理的な外傷により顎関節のゆがみになることもあります。
その時は、顎関節に対してのアジャストメントを行いますが、ほとんどのケースは顎に症状がある場合でもすぐに顎関節を診るわけではありません。
まず重要なことは顎関節を支配している神経系が正常に機能しているかが重要になります。顎関節を支配する神経は頚椎(特に第1頚椎)から出てきます。この神経の出口の部分で何らかの問題があるとその神経は正常に機能しなくなり、それが顎関節に痛みや機能障害などの問題に繋がります。また慢性化することで顎関節のクッションである関節円盤や顎周辺の筋肉に損傷が起こり、痛みや関節音などの症状に悪化してしまいます。
脊柱や骨盤のゆがみは身体の土台を崩し、結果的に顎関節にまで影響を与えることがあります。
慢性化する前に、顎関節を支配している神経の問題を的確に取り除くことや骨盤を安定させることで正常な神経伝達が行われ、自己治癒力が発揮され本来の機能を取り戻すことができます。

顎関節症の症例紹介case introduction

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