食欲不振

食欲不振は脳と体の情報のやり取りの問題だった!

食欲不振は脳と体の情報のやり取りの問題だった!

食欲不振とは、言葉のとおり食欲が振るわない・わかない状態のことです。
食欲とは、食べ物を食べたいという欲求や願望のことで、脳の部位である視床下部が刺激されることで空腹を感じる仕組みになっています。脳は消化管や脂肪組織と互いに関与・作用し合っているので、食べ物を食べない時間がある程度続くと血糖値が下がったり、お腹が鳴ったり(胃が強く収縮するときの音)します。
食欲がわかない状態はそう珍しいことではありません。それはそれが一時的なことであるためです。食欲不振は脳がそう捉えているだけであって、体は食べ物を必要としているのです。
必要な栄養分が摂取できず不足している状態は、心にも体にもよくありません。食べたい気持ちが起こらない状態が続くのであれば、そこには何らかの病気や不調が関係しているのかもしれません。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • あっさりしたものばかり食べる
  • 食事が面倒くさい
  • 2~3週間以上食欲がわかない
  • 食事をとるのを忘れる事がある
  • 体重が減ってしまった

一般的な食欲不振に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
食欲不振の際に現れる症状は、その原因によってさまざまです。食べたい気持ちを感じにくくなるのですから、胃や腸といった消化器官に関係する症状がよく見られます。例えば胃の痛み、吐き気、下痢などです。熱が出ることも少なくありません。
反対に、こうした症状が食欲を起こしにくくしているとも言えます。他にも、「早期膨満感」と言って、食事を始めてもすぐにお腹が膨れたように感じてしまい食事が続かなくなったりすることもあります。
また、仕事や人間関係、過労やケガ、事故など心身ともにストレスを感じている状態が長期間続くと、交感神経が過剰に刺激され、副交感神経の働きが抑えられてしまいます。
副交感神経は消化吸収を促進しますから、自律神経のバランスの崩れが食欲不振になりやすいのです。

食欲不振の原因は多岐にわたります。多くみられるのは、食道、胃、腸、肝臓、膵臓などを指す消化器の病気や不調です。具体的には、炎症性腸疾患、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がん、肝炎、肝臓がん、膵炎などです。心不全、慢性腎臓病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、甲状腺疾患など消化器以外の病気で食欲不振が現れることもあります。
全身の病気として、急性胃腸炎(感染性胃腸炎)やかぜのような、細菌やウイルス、寄生虫などによる感染症や、前述のとおりストレスやうつ病などの精神的なもの、痛み止めや強心剤、抗がん剤、抗生剤、向精神薬など病気治療のために日常的に服用しているお薬が原因となることもあります。
そのほかの食欲不振の原因として、加齢や夏の暑さ、虫歯や義歯の不調、口内炎など口内の健康や清潔が保たれていないことが挙げられます。

食欲不振は消化器系の病気が原因となっていることが多いため、患者さんに応じて精査のため次のような検査を行うことも少なくありません。
 ・腹部超音波検査
 ・腹部レントゲン検査
 ・上部消化管内視鏡検査(胃カメラ検査)
 ・下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ検査)
 ・CT検査、MRI検査などの画像診断 
 ・胸部レントゲン検査
 ・心電図検査 など

食欲不振の原因は多岐にわたるため、原因を改善するための治療が第一選択となります。
例えば急性胃腸炎では、現れている症状を和らげる対症療法としての薬物療法が基本となります。
吐血や貧血がある場合には上部内視鏡検査(胃カメラ検査)で詳しく調べて、同時に処置を行うこともあります。
また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の場合には、まずは出血や穿孔などの合併症の治療を行います。発症の原因としてヘリコバクター・ピロリ菌に感染している場合には除菌治療を行い、同じく発症の原因となる「非ステロイド系抗炎症薬」や「アスピリン」を他の病気治療で服用している場合には、服用中止が検討されます。

一部の患者は、病院で検査を受けても異常が見つからないことがあります。その際には、ストレスの軽減や過度な飲食の制限、食事内容の調整、特に動物性脂肪や脂っこい食品、甘いもの、香辛料の摂取を控えることが提案されることがあります。また、適度な運動や生活習慣の改善も勧められ、胃薬の処方も行われることが一般的です。
胃もたれは、体が健康状態を示す重要なシグナルの一つです。カイロプラクティックは、体内に潜む根本的な原因を考慮し、胃もたれにアプローチする方法を提供しています。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
食欲不振とは、『食べていないのにもかかわらず食欲が出ない状態』のことをいいます。
食欲は脳の視床下部にある満腹中枢と摂食中枢によってコントロールされています。
人間の体は食事を摂っていなければ血糖値が下がり、胃が収縮して脳の視床下部にある接触中枢という部分が刺激されます。
つまり食事を摂っていないにもかかわらず、食欲がわかないという状態は脳と体の情報のやり取りが上手く機能していない状態であるといえます。
その原因として最も考えられるものは自律神経の乱れです。
現代人は日々の生活の中でさまざまなストレスを感じています。
生きていく上で適度なストレスは絶対に必要なものですが、過度なストレスは交感神経を過剰に刺激します。
すると消化吸収を促進する副交感神経の働きが抑えられて食欲が起こりにくくなります。
また女性に多く見られるケースとして甲状腺機能が低下して内分泌機能に問題がある場合もあります。
甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、代謝が低下するため全身のさまざまな機能が低下します。無気力や眠気、疲労感やだるさを感じやすくなり、うつ病のように気分の浮き沈みが激しくなります。
それが食欲の低下に繋がり、それ以外でも集中力の欠如、記憶力の低下などがみられます。
カイロプラクティック・ケアによって神経の流れを整えて、体の情報が脳へきちんと届きさえすれば、体がエネルギー不足だと脳が判断して食欲も戻ってきます。
食べるということは生きるということであると同時に、本来は楽しいことのはずです。
皆さんもカイロプラクティック・ケアで神経の流れを正常にし、日本の素晴らしい食生活を堪能しましょう!

食欲不振の症例紹介case introduction

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