頭痛

頭痛

7年間学校に行けない程の原因不明の頭痛が完治

10代男性
来院に至った経緯
小学校5年生の頃から頭痛があり、高校2年生まで7年間、頭痛に悩まされていました。中学生になると学校にいけない日が増えてきました。頭痛の出るタイミングは起床時が多く、食後(学校でお昼を食べた後)や気圧の変化でも頭痛が出る事があり、特に雨の前後に出る事が多い気がします。週末は比較的頭痛は出なくなります。頭痛が起こる部位は、後頭部(朝は後頭部、午後は前頭部)が多いです。常に肩こりもあります。内科や外科、脳神経外科などあらゆる病院にいき、MRIなども撮りましたが、異常は見当たらずどこの病院でも薬の処方だけでした。処方された薬も効かなくなり、段々強い物を処方されるようになってきました。
症状の原因はどこなのか?このまま一生強い薬を飲み続けないといかないのか?そんな悩みからネットで検索していたところ、薬に頼らない根本的な治療であるカイロプラクティックがいいのではないかと思い、検索で花みずきカイロプラクティック院を見つけ来院しました。
初診の状態
  • 01

    第9胸椎付近のニキビ

  • 02

    第9胸椎付近の皮膚乾燥

  • 03

    左仙腸関節部での可動性の制限

経過と内容
頭痛の出るタイミングや頭痛の発生する部位などから、副腎機能低下に伴うホルモン異常による頭痛だと推測し、検査に入りました。ナーボスコープによる体表温度の検査では副腎部分の第9胸椎において激しいブレイクがあり、神経圧迫を確認しました。静的触診では中部胸椎部分の皮膚の質感がカサカサで、ニキビも確認しました。レントゲン評価では年齢若い事もあり椎間板レベルはD2程度(6ヶ月から2年)。腰部では左凸の側弯、胸部では右凸の側弯がありました。骨盤の歪みも大きくありました。頭痛の出るタイミングや頭痛の発生する部位などから、副腎機能低下に伴うホルモン異常による頭痛と判断し、交感神経系のサブラクセーションにアプローチする事にしました。

T3PRI-T
T9PRS
L4PL-M

第1クールの初期集中期では、第9胸椎 1カ所に絞り、週2回のペースでアジャストメントを行いました。初回のアジャストメント後は特に変化ありませんでした。カイロプラクティックにかける想いもあり薬の服用も本人の意思で中止しました。ケアを初めて3週間(合計6回目)のアジャストメントで頭痛がほぼ無くなりました。第2クールの健康回復期でも交感神経のアジャストメントを基本に考え、その他の問題点、第3胸椎、第4腰椎のアジャストメントもおこないました。1週間に1回のアジャストメントを2ヶ月間続ける事を提案し、この3箇所にしぼりアジャストメントを継続的に行いました。初来院から2ヶ月(12回目)においては、頭痛は寝不足やストレスなどの体調不良の時に出るのみで、良い状態を保つ事ができるようになりました。その他悩んでした腰の痛みも無くなり、見た目の姿勢も改善してきました。ケアを始めてから3ヶ月目からは、第3クールの健康維持ケアに移行し、1ヶ月に1回の予防ケアでいい状態を維持しています。頭痛の不安もなくなり、学校を休む事もなくなり親御さんも非常に喜んで頂きました。

考察
日々の悪い姿勢や生活習慣より骨盤や脊柱にサブラクセーションが生じ、特に第9胸椎でのサブラクセーションが原因で副腎皮質ホルモンのバランスの乱れが頭痛の主原因になってしまっていたと思います。サブラクセーションが取り除かれ、脳と身体の神経サイクルが正常になった事で、自律神経のバランスが正常になり自然治癒に向かったと考えられます。この患者さんは当院のカイロプラクティックケアが非常に有効に作用し、約6回のアジャストメントで劇的な変化がでました。交感神経の問題か、副交感神経の問題か見極め、そしてアジャストメント箇所をあえて1箇所に絞ったアプローチが功を奏したと思われます。患者さん自身のもっている自然治癒力は科学的に作られた薬より副作用もなく、はるかに効果的な治療薬であると実感し、私自身もカイロプラクティックのすごさを改めて感じました。

執筆者孕石 尚志

昭和48年7月 静岡県島田市出身
東京カイロプラクティック師協会認定の附属治療院にて副院長を任され、2005年7月島田市にて開業。近隣医院と提携したレントゲン評価を導入した正統派カイロプラクティック院として評価され、新規患者の約7割が紹介という広告に一切頼らない口コミによるネットワークを確立。現在ではカイロプラクティック界の名門シオカワスクールにて、塩川満章D.C.の内弟子として、塩川雅士D.C.のもとカイロプラクティックの講師として精力的に活動中。

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