自律神経とは?
自律神経系とは、無意識下で体内の組織・臓器をコントロールする神経系です。
自律神経系には交感神経系と副交感神経系の2種類のものがあります。
交感神経系はよく「逃走か闘争の反応系」と呼ばれ、体にストレス(運動負荷や精神的なストレスなど)がかかった時に優位になります。
副交感神経系は休息と消化の反応系で、エネルギーを保存し、栄養分を補給するように働きます。
自律神経系は様々な状況に合わせて最適な体の状態にすべく、交感神経系により体を活発モードにしたり、副交感神経系により体を休息モードにしたりしています。
自律神経系の調節
交感神経系と副交感神経系のバランスは脳(視床下部)で調節されています。
まず、求心性神経によって体の内外様々な情報が脳に入力されます。
脳は入力された情報を解析し、様々な状況に適応するために交感神経・副交感神経のバランスを調節し、様々な組織・臓器に命令を出します。
そして、その命令が遠心性神経を伝って標的となる組織・臓器に送られます。
この体→求心性神経→脳→遠心性神経→体というサイクルにより自律神経のバランスは保たれ、体は正常に機能することができるのです。
自律神経が乱れる原因
自律神経のサイクルを乱す要因は様々です。
精神的ストレスや化学的ストレス、乱れた生活習慣は自律神経系の働きの妨げになります。
そして、カイロプラクティックで取り扱うサブラクセーション(背骨で起こる神経圧迫)も自律神経系の働きを妨げる大きな要因になってしまいます。
自律神経を整えるために
まずカイロプラクティックを受け、サブラクセーションを取り除きましょう。
その上で、精神的ストレスの解消や化学的ストレスからの脱却、生活習慣の見直しを行うことで自律神経系の正しい機能を取り戻すことができるでしょう。
単刀直入に結論を言いますと、運動すべきです!
2002年以来、米国産婦人科学会は妊婦と産後の女性に対して、中程度の有酸素運動を少なくとも1日30分することを勧めています。また同学会はデスクワークの多い女性に対し、妊娠したら運動をするように勧めており、それは糖尿病・高血圧・子癇前症などといった病気のリスクを減らすためだそうです。
また、運動は妊娠中のリスクを軽減するだけでなく、母体と胎児の体と心の健康を増進します。運動により、悪心や疲労感、関節痛、筋肉痛を和らげ、脂肪の蓄積を抑えることができるのです。
アメリカのケースウェスタンリザーブ大学で「運動が胎児にどう影響するか」について20年以上にわたって行われた研究があります。
この研究で、まず妊娠中の運動が危険ではないことが証明されました。
さらに、妊娠中の運動は子宮内の胎児を揺さぶり、赤ん坊が撫でられたり抱っこされたりするのと同様の刺激を胎児に与え、明らかに脳の発達を促すと理論づけ、IQと言語能力に著しい差が出ることが発見されました。
他にも様々な良い影響があるとは思いますが、上記のような理由から妊娠中も運動すべきです。ただ、状況によっては運動が禁忌となる場合もありますので、心配な方は産科医に相談するようにしましょう。
カイロプラクティックを受け、背骨(特に腰椎、骨盤)と神経を整えておくことは、女性特有の問題を予防・改善する上で必要不可欠です。
子宮は骨盤と靭帯でつながっており、骨盤に歪みが起こると、子宮にも歪みが生じてしまいます。また、腰や骨盤に問題が起こると、卵巣や子宮などにつながる神経が圧迫されてしまいます。ですので、骨盤・子宮の歪みは生理痛、不妊症、流産、難産といった問題の原因となったり、生殖機能の低下を招いて妊活や不妊治療の失敗リスクが高まったりしてしまいます。
妊娠中、より良い妊娠状態の維持と安産のために、母体には様々な変化が起こり、産後も元の体の状態に戻るべく様々な変化が起こります。こういった母体の変化は全て、神経系による統括下でホルモンバランスが調整され起こっています。ですので、神経機能に異常があると、流産や早産、難産、赤ちゃんの成長不全などのリスクや、妊娠中・産後に体調不良を起こすリスクを高めてしまうのです。
背骨・神経の問題を放置し、神経機能が乱れた状態を放置していると、更年期障害を引き起こす原因となってしまいます。更年期ではどんな人でもホルモンバランスは大きく変化します。しかし、神経機能が乱れた状態では、そのホルモンバランスの変化にうまく適応できず、様々な症状を引き起こしてしまうのです。
カイロプラクティックケア、特に腰部・骨盤部のアジャストメントは女性にとって特に重要と言えるでしょう。
1.脳神経系を整え、鍛える!
l 学習能力・集中力の向上
l 精神的ストレスのコントロール・発散
l ストレスと運動不足という現代社会の二大特徴が、
関節炎、慢性疲労症候群、結合組織炎、
自己免疫疾患などに深く関与しています。
l 不安感・パニック症状を抑制する
l うつ病、もしくは、うつのような症状を予防・軽減・改善できる
l 注意欠陥多動性障害(ADHD)の改善の手助けとなる
l 依存症からの脱却を手助けする
l ホルモンバランスの変化によって起こる症状を軽減・改善できる
l 月経前症候群や産後のうつ、重い更年期障害になる人とならない人の違いはホルモンの量によるものではなく、ホルモンバランスの変化が招く神経の化学的な変化に対する感受性の違いである。
l 脳の老化・機能低下により起こる症状(アルツハイマー病・パーキンソン病・認知症など)を軽減・改善できる
l 気分を明るくする
2.心臓血管系を整え、鍛える!
l 血圧が下がる
l 凝固した血液を溶解させる機能が高まる
(=血液がサラサラに・動脈硬化の防止)
l 血糖値のコントロール
(運動によってインスリン様成長因子が増加し血糖値が下がる)
3.呼吸器系を整え、鍛える!
l 有酸素能力が高まる=体が疲労しにくくなる
※ 有酸素能力とは、呼吸により酸素を取り込み、
酸素をエネルギーとして利用する能力のこと
4.免疫系を強化する!
l 抗体とリンパ球(T細胞)を活性化し、病気を食い止める
がんの最も明らかな危険因子は運動不足であることが明らかになっている!
l 傷ついた組織の修復を促進し、炎症の慢性化を防ぐ
5.肥満を防ぐ!
体脂肪は血管系と代謝系だけで無く、脳にも悪影響を及ぼす
1.血管系・・・高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞など
2.代謝系・・・糖尿病、痛風など
3.脳機能の妨げとなる
6.骨・筋肉を整え、鍛える!
l 骨粗鬆症を予防する・・・何歳からでも遅くはない
l 関節痛、筋肉痛、筋肉の緊張を軽減・改善する
関節・筋肉は動かさなければどんどんこわばり、弱くなっていく
カイロプラクティックは背骨を調整し、神経が正常に機能できる環境を整え、
その人の最大限のパフォーマンスを引き出す手技療法です。
体の大黒柱であり、運動時は体の軸となる背骨に問題を抱えた状態で
最高のパフォーマンスを発揮できるでしょうか?
怪我や故障のリスクはどうでしょう?
体が今どんな状態なのかを脳に伝える感覚神経や、
体を動かすために脳からの命令を全身の筋肉まで送り届ける運動神経。
これらの神経が背骨で圧迫を受け、機能していない状態で
最高のパフォーマンスを発揮できるでしょうか?
怪我や故障のリスクはどうでしょう?
背骨や神経に問題を抱えていると、
運動パフォーマンスは低下し、怪我や故障のリスクは高くなってしまいます。
残念な事に、スポーツに一生懸命取り組んでいる学生・お子さんのほとんどが、
背骨や神経どころか、何のメンテナンスも受けていないというのが
今の日本の現状ではないでしょうか?
小学校・中学校・高校・大学とそれぞれ期間が
決められているという点でいえば、プロスポーツ選手より
圧倒的に選手生命が短いのが学生のスポーツ選手です。
それぞれのステージで結果を残したければ、
少ないチャンスで最高のパフォーマンスを引き出し、
怪我や故障なく過ごすことが絶対条件となります。
また、プロスポーツ選手の方も筋骨格系のメンテナンスはしていても、
神経のメンテナンスは受けていないという方が多いのが今の日本の現状です。
高い運動パフォーマンスを発揮し、怪我や故障を予防するためには、
正常な背骨と神経の機能が必要です!
カイロプラクティックで背骨・神経のメンテナンスを受けましょう!