

頭痛の原因と、それに対してのアプローチ
脳梗塞などの頭蓋内疾患でない頭痛の場合は、脳で副交感神経機能の過剰な亢進が頭痛発症時に起こっています。その原因としては以下のものが考えられます。
① 副交感神経優位の体質
l 交感神経サブラクセーション
l 甲状腺や副腎の機能低下に伴うホルモンバランスの問題
l 心臓に関わる交感神経サブラクセーションに起因する脳血流の異常
l 末梢での副交感神経サブラクセーションによるフィードバックで中枢副交感神経機能が亢進している
カイロプラクティックでのアプローチ
l 交感神経領域で特に甲状腺・副腎に関連するサブラクセーションを優先して取り除いていきます。
l 消化不良などの消化器系の症状や高血圧などの症状がある場合は、末梢での副交感神経サブラクセーションにより末梢の副交感神経機能が低下し、そのフィードバックで中枢の副交感神経機能が亢進していることが考えられますので副交感神経領域でのサブラクセーションを取り除きます。
② 脳が休息を必要としている
l 睡眠不足
l 情報過負荷
l 脳の消費エネルギーの増大
カイロプラクティックでのアプローチ
l 検査によって見つかったサブラクセーションを取り除き、休息を取るようにしましょう。
③ 三叉神経反射
l 三叉神経障害
l 口腔疾患
l 首で起こる炎症←頚椎の正常前彎の減少、胸椎・腰椎・骨盤も関与
l 顎関節症
カイロプラクティックでのアプローチ
l 口の中で問題がないか歯医者さんで確認してもらいましょう。
l 首の問題を改善するために、背骨の骨組みに着目したアジャストメントを行います。首だけでなく胸椎や腰椎、骨盤での歪みを改善していくことが重要です。顎関節症に関しても背骨の骨組みの問題や、頸部からの神経支配の問題により起こっているケースが多いと言われています。
普段の生活で気をつけること
l 定期的に運動に取り組み交感神経を刺激すると同時にストレスの解消に取り組みましょう。
l 睡眠時間をしっかりと取りましょう。
l アルコールの摂取を控えましょう。
l 瞑想・マインドフルネスにより、脳の消費エネルギーを減らすことができます。
l 骨盤や背骨の歪みを正すため、姿勢の改善に取り組みましょう。
l 規則正しい生活習慣を身に着けましょう。
頭痛でお悩みの方は非常に多くいらっしゃいますが、
頭痛を原因から根本的に改善する努力をされている方は
非常に少ないように思います。
痛み止めの薬はその場しのぎの方法でしかありません。
徐々に効き目が悪くなり、服用する量は増えていき、
副作用のリスクもどんどん膨らんでいきます。
カイロプラクティックケアと生活習慣の改善により、
根本的な体質の改善を行っていくべきです。
自律神経とは?
自律神経系とは、無意識下で体内の組織・臓器をコントロールする神経系です。
自律神経系には交感神経系と副交感神経系の2種類のものがあります。
交感神経系はよく「逃走か闘争の反応系」と呼ばれ、体にストレス(運動負荷や精神的なストレスなど)がかかった時に優位になります。
副交感神経系は休息と消化の反応系で、エネルギーを保存し、栄養分を補給するように働きます。
自律神経系は様々な状況に合わせて最適な体の状態にすべく、交感神経系により体を活発モードにしたり、副交感神経系により体を休息モードにしたりしています。

自律神経系の調節
交感神経系と副交感神経系のバランスは脳(視床下部)で調節されています。
まず、求心性神経によって体の内外様々な情報が脳に入力されます。
脳は入力された情報を解析し、様々な状況に適応するために交感神経・副交感神経のバランスを調節し、様々な組織・臓器に命令を出します。
そして、その命令が遠心性神経を伝って標的となる組織・臓器に送られます。
この体→求心性神経→脳→遠心性神経→体というサイクルにより自律神経のバランスは保たれ、体は正常に機能することができるのです。
自律神経が乱れる原因
自律神経のサイクルを乱す要因は様々です。
精神的ストレスや化学的ストレス、乱れた生活習慣は自律神経系の働きの妨げになります。
そして、カイロプラクティックで取り扱うサブラクセーション(背骨で起こる神経圧迫)も自律神経系の働きを妨げる大きな要因になってしまいます。
自律神経を整えるために
まずカイロプラクティックを受け、サブラクセーションを取り除きましょう。
その上で、精神的ストレスの解消や化学的ストレスからの脱却、生活習慣の見直しを行うことで自律神経系の正しい機能を取り戻すことができるでしょう。

単刀直入に結論を言いますと、運動すべきです!
2002年以来、米国産婦人科学会は妊婦と産後の女性に対して、中程度の有酸素運動を少なくとも1日30分することを勧めています。また同学会はデスクワークの多い女性に対し、妊娠したら運動をするように勧めており、それは糖尿病・高血圧・子癇前症などといった病気のリスクを減らすためだそうです。
また、運動は妊娠中のリスクを軽減するだけでなく、母体と胎児の体と心の健康を増進します。運動により、悪心や疲労感、関節痛、筋肉痛を和らげ、脂肪の蓄積を抑えることができるのです。
アメリカのケースウェスタンリザーブ大学で「運動が胎児にどう影響するか」について20年以上にわたって行われた研究があります。
この研究で、まず妊娠中の運動が危険ではないことが証明されました。
さらに、妊娠中の運動は子宮内の胎児を揺さぶり、赤ん坊が撫でられたり抱っこされたりするのと同様の刺激を胎児に与え、明らかに脳の発達を促すと理論づけ、IQと言語能力に著しい差が出ることが発見されました。
他にも様々な良い影響があるとは思いますが、上記のような理由から妊娠中も運動すべきです。ただ、状況によっては運動が禁忌となる場合もありますので、心配な方は産科医に相談するようにしましょう。
カイロプラクティックを受け、背骨(特に腰椎、骨盤)と神経を整えておくことは、女性特有の問題を予防・改善する上で必要不可欠です。


子宮は骨盤と靭帯でつながっており、骨盤に歪みが起こると、子宮にも歪みが生じてしまいます。また、腰や骨盤に問題が起こると、卵巣や子宮などにつながる神経が圧迫されてしまいます。ですので、骨盤・子宮の歪みは生理痛、不妊症、流産、難産といった問題の原因となったり、生殖機能の低下を招いて妊活や不妊治療の失敗リスクが高まったりしてしまいます。
妊娠中、より良い妊娠状態の維持と安産のために、母体には様々な変化が起こり、産後も元の体の状態に戻るべく様々な変化が起こります。こういった母体の変化は全て、神経系による統括下でホルモンバランスが調整され起こっています。ですので、神経機能に異常があると、流産や早産、難産、赤ちゃんの成長不全などのリスクや、妊娠中・産後に体調不良を起こすリスクを高めてしまうのです。
背骨・神経の問題を放置し、神経機能が乱れた状態を放置していると、更年期障害を引き起こす原因となってしまいます。更年期ではどんな人でもホルモンバランスは大きく変化します。しかし、神経機能が乱れた状態では、そのホルモンバランスの変化にうまく適応できず、様々な症状を引き起こしてしまうのです。
カイロプラクティックケア、特に腰部・骨盤部のアジャストメントは女性にとって特に重要と言えるでしょう。
1.脳神経系を整え、鍛える!
l 学習能力・集中力の向上
l 精神的ストレスのコントロール・発散
l ストレスと運動不足という現代社会の二大特徴が、
関節炎、慢性疲労症候群、結合組織炎、
自己免疫疾患などに深く関与しています。
l 不安感・パニック症状を抑制する
l うつ病、もしくは、うつのような症状を予防・軽減・改善できる
l 注意欠陥多動性障害(ADHD)の改善の手助けとなる
l 依存症からの脱却を手助けする
l ホルモンバランスの変化によって起こる症状を軽減・改善できる
l 月経前症候群や産後のうつ、重い更年期障害になる人とならない人の違いはホルモンの量によるものではなく、ホルモンバランスの変化が招く神経の化学的な変化に対する感受性の違いである。
l 脳の老化・機能低下により起こる症状(アルツハイマー病・パーキンソン病・認知症など)を軽減・改善できる
l 気分を明るくする
2.心臓血管系を整え、鍛える!
l 血圧が下がる
l 凝固した血液を溶解させる機能が高まる
(=血液がサラサラに・動脈硬化の防止)
l 血糖値のコントロール
(運動によってインスリン様成長因子が増加し血糖値が下がる)
3.呼吸器系を整え、鍛える!
l 有酸素能力が高まる=体が疲労しにくくなる
※ 有酸素能力とは、呼吸により酸素を取り込み、
酸素をエネルギーとして利用する能力のこと
4.免疫系を強化する!
l 抗体とリンパ球(T細胞)を活性化し、病気を食い止める
がんの最も明らかな危険因子は運動不足であることが明らかになっている!
l 傷ついた組織の修復を促進し、炎症の慢性化を防ぐ
5.肥満を防ぐ!
体脂肪は血管系と代謝系だけで無く、脳にも悪影響を及ぼす
1.血管系・・・高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞など
2.代謝系・・・糖尿病、痛風など
3.脳機能の妨げとなる
6.骨・筋肉を整え、鍛える!
l 骨粗鬆症を予防する・・・何歳からでも遅くはない
l 関節痛、筋肉痛、筋肉の緊張を軽減・改善する
関節・筋肉は動かさなければどんどんこわばり、弱くなっていく