施術時間は?
当院の施術時間は約15分~25分です。
カイロプラクティックでは施術時間にはあまりとらわれておりません。
その日に必要な矯正が完了すれば、それで施術は終了です。あとは自然治癒力に任せます。
身体をほぐしたり、違う箇所を矯正したりと時間調整をする事はありません。
当院の施術時間は約15分~25分です。
カイロプラクティックでは施術時間にはあまりとらわれておりません。
その日に必要な矯正が完了すれば、それで施術は終了です。あとは自然治癒力に任せます。
身体をほぐしたり、違う箇所を矯正したりと時間調整をする事はありません。
答えはNOです。
患者さんによっては1回の矯正で、今までずっと患っていた痛みやしびれが、すっかりなくなる方もいらっしゃいます。その一方で、何ヶ月も掛かって痛みやしびれが改善していく方もいらっしゃいます。
1回で改善した方、それは矯正によって神経圧迫が取り除かれ、今まで滞っていた自然治癒力が一気に働き出し、痛みやしびれが早期に改善したからだと考えます。何ヶ月も掛かる方、それは慢性の神経圧迫がなかなか取り除かれず、自然治癒力がまだ発揮出来ていない状態にいるからだと考えます。
サブラクセーションを長期間放置してしまった場合や、原因が複雑に歪みが絡んでいる場合は改善にどうしても時間を要します。来院周期を短くし、こまめに矯正を続けていく必要があります。
また、大きな事故や怪我をした方、高齢の方、肥満の方、ストレスを抱えている方、姿勢の悪い方、不規則な生活の方などは改善に時間が掛かる傾向にあります。
よくこんな誤解をされます。
1回の矯正で脊柱がまっすぐな正常の位置になり、それが数ヶ月間~数年ずっと持続すると・・・。実はそうではないのです。1個1個の椎骨は筋肉や靭帯などの軟部組織によって保持されています。その軟部組織が痛んでしまっている影響で、矯正してもどうしても元の位置に戻ってしまいます。サブラクセーションの退化が進行してれば、矯正の戻りも早くなってしまいます。
矯正した部位が戻る前に矯正、戻る前に矯正と、短い周期で矯正を続ける事で、ズレた骨は正常の位置を取り戻しそして神経圧迫は徐々に改善されていきます。痛みを繰り返す方は、サブラクセーションがまだ根本的に改善されていない状態なのです。
人によっては矯正が数時間しかもたない方もいます。そうした場合は数時間毎矯正が必要になります。最初は大変ですがそれを繰り返す事で、矯正の周期を1日毎、3日毎、1週間毎・・・と広げる事が出来ます。
このように矯正が持続する期間が次の来院周期の目安となる訳です。施術後、患者さんの症状に合わせた来院周期をご提案させて頂きますので、それに併せてご来院頂く事をお勧めします。
矯正はボキボキ音を鳴らせば言い訳ではありません。
的確にサブラクセーションしている箇所を探し、正確な方向へ矯正しなければなりません。
適当に矯正してしまえば改善する確率は50%以下ですし、最悪の場合は他のサブラクセーションを作ってします。
骨は単純に右か左かの方向にずれるばかりではなく、上方(頭の方向)にずれたり、下方(足の方向)にずれたり、前方(お腹側)にずれたり、後方(背中側)にずれたりと3次元の方向にずれる為、それを正確に導き出す必要があります。
またズレ方によって矯正時の接触する場所も変ってきます。乳頭突起なのか?棘突起なのか?横突起なのか?椎弓なのか?また違う場所なのか?・・・。接触する場所を誤ると矯正が出来ないのは勿論ですが、側弯を増大させてしまう危険も伴います。
矯正はサブラクセーションを起こした部位を慎重に分析し、そしてリスティングを導き出します。そして正確な方向へ、正確なスピードで、正確な深さで矯正していきます。とても熟練した技術が必要です。
また、矯正のテクニックには様々なテクニックがあります。患者さんの症状や体調などを考慮しながら、最適なテクニックを選択し施術していきます。
ナーボスコープとは神経圧迫測定器の事です。ナーボスコープの検査は当院でまず最初に行う検査です。
ナーボスコープはアメリカのカイロプラクターの中では、ごく一般的に使われている検査機器であり、この機器を使う事により主観的になりがちな検査を客観的に確認できます。
仕組みはこんな感じです。背骨を挟んだ左右の皮膚温度差は0.3度以内が正常範囲です。しかしサブラクセーションにより神経圧迫が起こると炎症反応が起こり、皮膚の表面温度が高くなります。逆に慢性のサブラクセーションがあると皮膚の表面温度は低くなります。この温度差を示す針の振れにより、サブラクセーションがどこにあるのか?またその程度はどうか?急性か?慢性か?などを確認していきます。又、矯正後の変化を確認する時にも使用します。
しかしこの機器から得られる情報はおおまかなサブラクセーションの位置だけしか教えてくれません。その他の検査を組み合わせながらサブラクセーションのリスティングを導き出します。
薬を服用していますと背中の温度差が出にくくなる為、当日の摂取は極力控えて頂く事をお願いしております。
オープンフォーラム(カイロプラクティック説明会)のお知らせ
3月27日(木) 18:30~19:30(予定)
参加費:無料 定員:10名様まで
場所:花みずきカイロプラクティック院内
いつも当院をご愛顧頂きまして、誠にありがとうございます。
当院が初めてという方へ、カイロプラクティック説明会を開催する事と致しました。
ご家族・友人・知人でカイロプラクティックに興味がある方はいらっしゃいませんか?
痛くないの?どんな事をするの?こんな症状は診てくれるの?何か怖い!?など素朴な疑問にお答え致します。
又、今まで当院にいらした事のある患者さんも大歓迎です。ご同伴頂ければ、カイロプラクティックへのご理解を、より一層深めて頂く事が出来ると思います。
皆さんお誘い合わせの上、是非ご参加下さい。お待ちしております。
◆昨年1年間 塩川満章D.C.の鳳凰セミナー参加しました。
1年掛かってしまいましたが、ようやくオープンフォーラムの開催が実現しました。毎月1回月末に開催予定です。
塩川D.C.より学んだ沢山の技術をお話させて頂きます。
1)正確なリスティングの把握
レントゲンフィルム上に基準線を設け、それに対してどの椎骨がどちらの方向に変位しているのかを解析します。導き出したリスティングと矯正時のコンタクトポイントをフイルム上に記載します。
2)椎間板の損傷具合の把握
椎間板の損傷具合を急性期(D1)~慢性期(D6)に段階表記しその状態を把握します。
サブラクセーションしている期間が長ければ長い程、椎間板が退化していきます。
※サブラクセーションについて サブラクセーションの退化 参照
3)矯正椎骨の優先度の把握
サブラクセーション(本当のズレ)とカンパンセーション(補正のズレ)を確認し、矯正の優先度を決定します。
※サブラクセーションについて サブラクセーションとは? 参照
4)奇形の有無の把握
椎骨の数が多い(少ない)、腰椎の仙骨化、横突起の肥大化など奇形の存在を把握します。
◆レントゲン解析により得られる患者さん側のメリット
1)症状の共感
レントゲンを介し、サブラクセーションの箇所・進行度等、説明出来るので症状の共感が得られる
2)治療方針の共感
どこをどのように、又どういう順番で矯正するのか共感が得られる。
3)経過の共感
アジャストメント後のレントゲンを撮る事によって、施術後の経過を共感できる。
脊柱の1個1個の椎骨は左右対称でしょうか?
いいえ違います。人間の顔が左右対称でないのと同じように、骨の形にも違いがあります。棘突起の形状異常、横突起の肥大化、腰椎の仙骨化(腰椎横突起と仙骨が融合してしまう事)、二分脊椎症などの奇形があります。
また脊柱を構成している椎骨の数(頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個)は人間誰しも同じ数なのでしょうか?
これまた違います。頚椎が1個多く8個だったり、腰椎が1個多く6個だったり、腰椎の仙骨化によって腰椎が1個少なく4個の状態だったり・・・このような奇形もよくあるケースです。この為、触診だけでは、サブラクセーションの方向や形・数の違いを正確に知ることは困難なのです。
レントゲンが無い場合は様々な検査で原因箇所やリスティングを特定していきますが、レントゲン解析を組み合わせる事で、より正確に導き出す事が出来ます。その結果として、患者さんをより正確により安全にアジャストメントする事ができ、早期改善に導く事が出来ます。
リスティングとは、椎骨の変位を三次元に記号化したものを言います。正確に矯正をする為には絶対必要なものです。
例えば、右変位だったらR、左変位だったらL、上方変位だったらS、下方変位だったらI・・・こんな感じです。
又、このリスティングには術者が矯正の時に接触する箇所(コンタクトポイント)も併せて記載します。
例えば、棘突起ならSp、乳頭突起ならM、椎弓ならL・・・こんな感じです。
椎骨は3次元に変位する為、単純にズレといっても1つの椎骨で10数パターン(第5腰椎では12パターン、第1頚椎では18パターン)存在します。これを全て判断しアジャストメント(矯正)しています。
正統派カイロプラクティックでは、予測や経験で椎骨の変位の方向を判断するのではなく、科学的な検査を用い正確な変位の方向を導き出しアジャストメント(矯正)しています。また、このリスティングは毎回カルテに記載しています。記載しておく事で、前回どこをアジャストメントしたのか?前回と比べてサブラクセーションがどのように変化していったのか?を判断しています。
リスティングは、パーマー系かナショナル系かでも表記の仕方が変わってきます。
当院はパーマー系で表記しています。
ガンステッドシステムに基づき以下の5つの検査をしていきます。この検査により矯正する箇所とリスティングを導き出します。
1:視診(ビジュアリゼーション)
動作(歩く姿勢・座っている時の姿勢、立ち方など)や身体の歪み具合(耳の高さ、肩の高さ、腸骨陵の高さ、脚の長短足、尻の形状など)を確認します。
2:静的触診(スタティックパルペーション)
筋肉のはり、皮膚表面の汗ばみ、皮膚表面のかさつき、皮膚の黒ずみ、ほくろや体毛など、皮膚表情を読み取ります。
慢性のサブラクセーションのある箇所は皮膚が何かの変化している事があります。 又、圧痛の有無や浮腫などを探します。
3:温度検査(インストルメンテーション)
ナーボスコープやC-3000サーモグラフィーによって、脊柱をまたいだ左右の皮膚温度の差を測定します。
急性の症状は炎症症状により皮膚表面温度が高くなり、逆に慢性症状は表面温度が低くなります。 この特性を利用し、サブラクセーションの箇所を絞っていきます。
4:動的触診(モーションパルペーション)
仙腸関節や各椎骨の可動を検査し、可動が消失ところや可動が亢進しているところを探します。
可動が消失している箇所にはサブラクセーションが存在し神経圧迫を伴います。
もしレントゲンがない場合、このモーションパルペーションを中心にリスティングを導き出します。
5:レントゲン解析
近隣医院で撮ったレントゲンフイルムを使い解析を行います。
レントゲンを用いる事で触診だけでは得られない様々な情報を得る事が出来ます。
椎間板の損傷具合、椎骨の変位の程度、奇形の有無、歪みの全体像などの情報から、正確なリスティング・矯正する箇所や順番などを決定していきます。
又、施術前のイニシャルデータとしても有効活用します。
1)定期的にカイロプラクティックを受ける事
2)栄養・運動・休息をとる事
3)いい姿勢を維持する事
4)事故や怪我を予防する事
5)タバコ・医薬品・薬物・化学物質(化学調味料、合成保存料、着色料など)をなるべく摂取しない事
6)ストレス発散に心掛ける事
サブラクセーションが起こる理由は3つのストレス(DDパーマーの定義)が原因です。
1. 物理的ストレス:
交通事故・日常生活の姿勢の悪さ・無理な姿勢・過度なスポーツ・出産・慢性の運動不足・転倒など
これら物理的ストレスにより、骨が歪みが起こり神経の伝達が阻害されます。
2. 生化学的ストレス:
医薬品の服用・加工食品の摂取・化学調味料の摂取・タバコ・薬物の摂取・お菓子の過剰摂取・インスタント食品の過剰摂取・放射能・環境汚染による有害物質など
これらが原因でストレスホルモンが発生し、筋の収縮を招き神経の伝達が阻害されます。
3. 精神的ストレス:
うつ症状・過剰な心配症・ネガティブ思考・幼年期や過去の精神的トラウマ・家庭不和・人間関係のトラブルなど
これらが原因でストレスホルモンが発生し、筋の収縮を招き神経の伝達が阻害されます。
サブラクセーションを放置すると椎間板や椎骨の形にも変化を及ぼし、神経のダメージや萎縮(細く短くなる)を起こす原因になります。カイロプラクティックでは、サブラクセーションが慢性化し組織のかたちが変形してしまった事を「サブラクセーションの退化」と呼んでいます。
レントゲン解析により、D1の急性期~D6の退行変性最終期まで6段階で表します。
D1:急性期
椎間板に急な損傷が起こると水分吸収が過度に行われる。この為神経終末が刺激され腫れ・炎症・発熱を伴う。
D2:変性期
後部椎間板スペースが減少し、椎骨は後下方へ変位する。(約6ヶ月掛かって進行する)
D3:慢性期
損傷が進行し、さらに後下方変位が強くなる。椎間板の前部は変らないが後部のスペースが著しく減少する。(約3年~5年掛かって進行する)
D4:超慢性期(椎間板の厚さは元の2/3まで減少)
椎間板スペースの減少は可動性を著しく損ない、椎体辺縁に変位が始まる。後ろの椎間関節にも過度の負荷が掛かる為、骨関節炎変化が起こる。(約5年~8年掛かって進行する)
D5:退行変性期(椎間板の厚さは元の1/3まで減少)
椎体の後下方変位が非常にきつくなる。慢性が進行し治すのが非常に難しくなる。5年以内にこの段階に進行していたら重大な損傷である事を示す。(約8年~12年掛かって進行する)
D6:退行変性最終期 (椎間板の厚さは元の1/3以下に)
椎体自体が自然融合を起こそうとする。腰痛などは次第に軽減する。治すのは殆ど不可能。(15年以上放置した場合)
同じ腰痛の症状で来院されても、人それぞれサブラクセーションの退化の段階に違いがあります。カイロプラクティックを受けて改善が早い人と、時間が掛かる人の差はここにあるのです。
虫歯にもC1~C4って段階がありますよね?C1の虫歯だと治療はすぐ終わりますが、C3やC4だと歯の損傷が激しく治るのに時間が掛かります。それと同じだと思って頂くと理解しやすいかと思います。
長い年月を掛けて退化が進んでしまったサブラクセーションは、改善していくのにどうしても時間を要します。矯正を続ける事で徐々に段階は下のレベルに改善していきますが、D5以上のレベルですと改善は非常に困難になります。
また、年齢によっても退化の進行は変わってきます。
10代の椎間板は弾性に富み血液により椎間板に水分が供給されます。しかし20代に入ると椎間板への水分は浸透圧でしか供給されないのです。この為、20代を過ぎると放置されたサブラクセーションはどんどん退化していきます。
20代を過ぎてからは脊柱を可動させる事で椎間板に水分供給がされますので、身体を動かす事はこういう意味でもとても重要になります。椎間板が弾性に富む10代から定期的に矯正を行い、歪みのない身体にしておく事がサブラクセーションを慢性化させないとても有効な手段となります。