自律神経失調症

自律神経は身体の中のアクセルとブレーキ!

自律神経は身体の中のアクセルとブレーキ!

自律神経失調症は、自律神経系の調節機能が正常に機能せず、さまざまな身体的な症状を引き起こす疾患です。自律神経系は、心臓や血管、消化器官、呼吸器官などの自動的な機能を調節する役割を果たしています。自律神経失調症の症状には、めまいや立ちくらみ、動悸、消化器症状、排尿障害、過度の発汗、疲労感などがあります。これらの症状は、ストレスや過労、体調の変化などによって誘発されることがあります。自律神経失調症の治療には、症状の軽減や管理を目的とした薬物療法や生活習慣の改善が含まれる場合があります。

自律神経系は、体内の様々な臓器や器官の機能を自動的に調節し、内部環境を一定の範囲内に保つ重要な役割を果たす神経系です。この系統は、主に交感神経系と副交感神経系から成り立っています。
交感神経系は、通常は「戦うか逃げるか」の反応を引き起こし、心拍数や呼吸を増加させ、血液を筋肉に集中させるなど、身体を活発化します。
副交感神経系は、通常は身体をリラックスさせ、消化や吸収を促進し、心拍数を落としたり、血圧を下げたりします。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 朝起きる時疲労感がある
  • 口や喉に違和感がある
  • 下痢や便秘を繰り返す
  • 胸がザワザワする感じがある
  • 不安感やイライラがある

一般的な自律神経失調症に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
1) 薬物療法
不安感やうつ症状がみられる場合、抗うつ剤や抗不安薬、抗精神薬を処方することでストレスの軽減や気分の落ち着きを促します。また、不眠症状がある場合は睡眠薬が導入されますが、長期間使用すると体が慣れてしまうため、通院時に経過をチェックすることが大切です。自律神経失調症では、大きく3つの目的でお薬が使われます。
・ストレスを和らげることで、自律神経症状を改善する
・身体症状が改善することで、悪循環をなくす
・二次的なうつ状態や不安障害を改善する
自律神経失調症では交感神経が過緊張状態となっていることが多く、それが原因で自律神経症状が認められることが多いです。このためストレスを和らげて交感神経の働きを和らげることで、症状の改善が期待できます。
身体症状が軽くなれば、現実的なストレスにも向き合いやすくなります。現実的な解決が進むことでストレスが軽減し、自律神経症状が改善していくことが期待できます。

2)生活習慣改善
生活習慣改善では、十分な睡眠時間や休息時間の確保、食事バランスの指導、適度な運動の推奨がされ、心身ともに健康な状態を目指します。生活リズムが乱れていると、自律神経バランスに大きな影響をもたらすため、治療にあたり生活習慣の改善は不可欠です。

3)精神療法
精神療法では、カウンセラーと話し合いながら、ストレスの原因を探ったり感情を整理したりします。治療を通して症状の根本解決を目指せますが、効果が現れるまでに時間がかかる場合もあるため、治療過程で十分な期間が必要であることを理解しておきましょう。

4)漢方薬
漢方薬は、自律神経バランスを整える効果があり、患者さんの体質や症状に合わせて処方されます。漢方薬の目的は、病気の原因改善ではなく体全体の調和です。そのため、投薬に比べて副作用がほとんどなく、長期間の使用が可能というメリットがあります。

5)オーソモレキュラー栄養療法
オーソモレキュラー栄養療法とは、足りていない栄養素を摂取することで、健康回復を促す治療法です。治療では、検査によって栄養素の過不足を把握し、必要な量をサプリメントや点滴、食事指導などで摂取します。オーソモレキュラー療法は投薬不要の治療なため、副作用がほとんどなく安全性が高いという特徴があります。

病院での治療は薬で症状をコントロールする対症療法になりがちです。自律神経失調症の予防策として外的要因だけに意識を向けるのではなく、体の内に意識を向ける事が重要だとカイロプラクティックでは考えます。そもそも自律神経失調症は私たちの体が危険な状態にあることを知らせてくれる大事なシグナルです。
カイロプラクティックでは体の内に問題の根本原因が存在していると考え、自律神経失調症に対してアプローチしています。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
まず自律神経とはどのような働きがあるのでしょうか?自律神経とは、生命の維持するためにあらゆる体の働きをコントロールする神経のことを言います。簡単に言うと自分の意思とは関係なく、無意識に24時間休むことなく働いてくれている誰よりも信頼できる味方です。
では、なぜ私たちの味方である自律神経が乱れてしまうのでしょうか?
ここで重要なのが、自律神経のバランスを考えるうえで交感神経と副交感神経を考える必要があります。交感神経は、体を活動的にするために働く神経であり、“元気はつらつ”“やる気満々”の状態にしてくれます。
一方で副交感神経は、交感神経とは反対の働きをします。交感神経が働き続けると眠ることなどができなくなりますので、今度は副交感神経が体を休めるように“ゆったり気分”“のびのびリラックス”な状態にしてくれます。
この交感神経と副交感神経のバランスを保つためには、体の状態や外の環境を把握する必要があります。そこで重要なのが神経と脳になります。神経を通じて様々な情報が脳へ伝達されます。その情報を処理するのが体の司令官である脳になります。脳は体の状態を把握して、その環境に適応するために対処してくれています。
しかしサブラクセーションによって神経の流れが阻害されると、正確な情報が脳に伝わらず適切な対処ができない状態になってしまいます。自律神経失調症の原因は、脳がしっかりと体の状態を把握していないだけなのです。
カイロプラクティックケアによって自律神経失調症の根本原因を取り除き、健康的な体を手に入れましょう!

 例)このように患者さんの症状を元にアプローチする箇所を決定していきます。
【動悸】 副交感神経 左迷走神経
【めまい】 副交感神経 (後頭骨~第5頸椎)
【不整脈(徐脈)】交感神経(第7頸椎-第4胸椎) 
【不整脈(頻脈)】副交感神経 左迷走神経
【喘息(湿性)】 副交感神経(後頭骨~第5頸椎、骨盤)
【喘息】乾性)】 交感神経(第6頸椎~第5腰椎)
【高血圧(弛緩期:下の血圧)】副交感神経(後頭骨~第5頸椎)
【高血圧(収縮期:上の血圧)】交感神経(第7頸椎-第4胸椎)

※自律神経失調症は、時間をかけて徐々に自律神経のバランスが乱れて現れてくる症状になりますので、約3ヶ月の継続したケアが必要になります。

自律神経失調症の症例紹介case introduction

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