2023.08.13

痛風とは?

痛風とは?

◆痛風

痛風は、関節に炎症を引き起こす代謝性の疾患です。通常、尿酸の異常な蓄積が原因とされています。尿酸は体内の細胞が分解される際に生成される物質であり、通常は腎臓を通じて尿として排出されます。しかし、尿酸が過剰に蓄積すると、関節に結晶を形成し、炎症や痛みを引き起こすことがあります。

痛風の症状は、急激な関節痛、腫れ、赤み、そして触れられないほどの敏感さを含みます。通常、足の親指の付け根の関節(拇指関節)が影響を受けやすいですが、他の関節も影響を受けることがあります。

痛風のリスク要因には、遺伝的素因、肥満、高血圧、アルコール摂取、高尿酸血症などが含まれます。食事も尿酸濃度に影響を与える可能性があり、特に内臓脂肪や加工肉、魚介類の摂取に注意が必要です。

痛風の治療には、急性発作時の痛みの管理を行う非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やコルヒチンが使われることがあります。また、長期的な管理のためには尿酸値を下げるための薬物、特に尿酸排泄を増加させる薬や尿酸生成を減少させる薬が処方されることがあります。

予防的な健康管理として、バランスの取れた食事、適切な体重維持、適度な運動、過度のアルコール摂取の制限などが重要です。

カイロプラクティックでは腎臓に関連するT9~T12胸椎のサブラクセーションを疑います。薬を使って「痛風」を改善する事だけに着目する訳ではなく、健康を営む神経系の乱れが体内で起こっているという身体からのサインに耳を傾けて欲しいと思います。カイロプラクティックではサブラクセーションという神経機能の乱れを改善させる事で、人間本来持っている健康を営む働きが再生させ「痛風」の自然治癒にアプローチしていきます。「痛風」の症状がひどい場合は、医療専門家に相談して原因を調べ、適切な治療方法を受けることが重要です。

 

孕石 尚志

執筆者孕石 尚志

昭和48年7月 静岡県島田市出身
東京カイロプラクティック師協会認定の附属治療院にて副院長を任され、2005年7月島田市にて開業。近隣医院と提携したレントゲン評価を導入した正統派カイロプラクティック院として評価され、新規患者の約7割が紹介という広告に一切頼らない口コミによるネットワークを確立。現在ではカイロプラクティック界の名門シオカワスクールにて、塩川満章D.C.の内弟子として、塩川雅士D.C.のもとカイロプラクティックの講師として精力的に活動中。

コラム一覧へ戻る
pagetop