冷たい飲み物が身体に及ぼす影響は?
毎日暑い日が続きますね。暑い日はつい冷たい食べ物や飲み物を多くとりがちです。暑い日に冷たい物は体温を下げる効果がありますが、冷たい飲み物を取り過ぎることは、身体にさまざまな影響を及ぼすことがあります。以下に、冷たい飲み物が身体に及ぼす主な影響を挙げてみます。
1)消化に影響を与える:冷たい飲み物を摂取すると、胃の温度が下がり、消化酵素の活動が低下する可能性があります。これは、食事を消化するプロセスに影響を及ぼす可能性があります。一部の人は、冷たい飲み物を摂取した後に腹痛や胃の不快感を感じることもあります。
2)血液循環への影響:冷たい飲み物を摂取すると、一時的に体温が下がることがあります。体温が下がると、血管が収縮することにより、血液循環が一時的に低下することが考えられます。これは、体の末端(手足など)が冷える原因にもなります。
3)喉の刺激:冷たい飲み物は、のどを刺激するため、のどの不快感や咳の誘発因子になることがあります。
4)歯の感受性:氷や非常に冷たい飲み物を頻繁に摂取すると、歯のエナメル質が摩耗し、歯の感受性が高まる可能性があります。
5)空腹感の抑制:一部の人は、冷たい飲み物を摂取すると空腹感が抑えられると感じることがありますが、これは一時的なもので、栄養を十分に得るためには適切な食事を摂ることが重要です。
これらの影響は個人によって異なりますし、一時的なものであることが多いです。ただし、健康を考慮する場合は、常にバランスの取れた食事と適度な飲み物摂取を心掛けることが重要です。特に消化に問題がある人や体温調節に敏感な人は、冷たい飲み物の摂取に注意してください。
カイロプラクティック的な視点で話を付け加えますと、脳が体の状態を把握するには、神経が重要な役割があります。神経によって情報が脳へ出伝達され処理され、体の状態を把握して、その環境に適応するために対処してくれています。しかし、サブラクセーションによって神経に問題があると脳は、身体の状態を把握することができません。カイロプラクティックを定期的に受けることで、サブラクセーションが除去されれば、脳がしっかりと体の状態を把握し、自律神経やホルモンバランスが安定します。つまり様々な環境に適応出来るようになるのです。暑い日でも、気圧が低い日でも、また身体に冷えたものが入ってきても体はしっかりと対応できる体質になってくれます。人間はそんなスーパーな力が存在するのです。
執筆者孕石 尚志
昭和48年7月 静岡県島田市出身
東京カイロプラクティック師協会認定の附属治療院にて副院長を任され、2005年7月島田市にて開業。近隣医院と提携したレントゲン評価を導入した正統派カイロプラクティック院として評価され、新規患者の約7割が紹介という広告に一切頼らない口コミによるネットワークを確立。現在ではカイロプラクティック界の名門シオカワスクールにて、塩川満章D.C.の内弟子として、塩川雅士D.C.のもとカイロプラクティックの講師として精力的に活動中。