2023.10.25

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症(こつそしょうしょう、英: Osteoporosis)は、骨組織が骨密度が低下し、骨が脆くなる疾患です。通常、骨は健康な状態では十分な密度と強度を持っており、外部のストレスに対して耐久性があります。しかし、骨粗鬆症では、骨組織が減少し、骨密度が低くなるため、軽微な外傷やストレスでも骨折しやすくなります。骨粗鬆症は主に高齢者に見られますが、若い人にも影響を与えることがあります。骨密度が低下する主な原因は、骨形成と骨吸収のバランスが崩れることです。骨粗鬆症の主な要因として以下が挙げられます。

1)加齢: 年齢とともに骨密度は自然に低下します。特に女性は閉経後、骨密度が急激に低下することがあります。
2)性別: 女性は男性よりも骨粗鬆症のリスクが高い傾向があります。これは女性の骨密度が男性よりも低いためです。
3)遺伝: 家族歴に骨粗鬆症がある場合、遺伝的要因がリスクに寄与することがあります。
4)生活習慣: 不健康な生活習慣、特に喫煙、過度のアルコール摂取、運動不足は骨粗鬆症のリスクを増加させる要因となります。
5)低体重: 低体重や過度のダイエットは、骨粗鬆症のリスクを高めることがあります。
6)栄養不良: カルシウムやビタミンDなどの骨の健康に必要な栄養素の不足は、骨粗鬆症のリスクを増加させる可能性があります。

骨粗鬆症は、骨折や骨の痛みなどの症状を引き起こすことがあり、特に脊椎骨折、腰椎骨折、骨盤骨折、大腿骨(ももの骨)骨折などが一般的です。骨粗鬆症の診断は骨密度測定などの検査を通じて行われ、治療や予防のために適切な措置が取られます。治療には薬物療法、栄養補助、運動、生活習慣改善などが含まれ、骨の健康をサポートするために医師の指導のもとで行われます。骨粗鬆症の早期診断と適切な管理は、骨折のリスクを軽減し、患者の生活の質を向上させるのに役立ちます。

執筆者孕石 尚志

昭和48年7月 静岡県島田市出身
東京カイロプラクティック師協会認定の附属治療院にて副院長を任され、2005年7月島田市にて開業。近隣医院と提携したレントゲン評価を導入した正統派カイロプラクティック院として評価され、新規患者の約7割が紹介という広告に一切頼らない口コミによるネットワークを確立。現在ではカイロプラクティック界の名門シオカワスクールにて、塩川満章D.C.の内弟子として、塩川雅士D.C.のもとカイロプラクティックの講師として精力的に活動中。

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