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2014.03.02

どんな検査をするの?

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ガンステッドシステムに基づき以下の5つの検査をしていきます。この検査により矯正する箇所とリスティングを導き出します。
1:視診(ビジュアリゼーション) 
動作(歩く姿勢・座っている時の姿勢、立ち方など)や身体の歪み具合(耳の高さ、肩の高さ、腸骨陵の高さ、脚の長短足、尻の形状など)を確認します。
2:静的触診(スタティックパルペーション)
筋肉のはり、皮膚表面の汗ばみ、皮膚表面のかさつき、皮膚の黒ずみ、ほくろや体毛など、皮膚表情を読み取ります。
慢性のサブラクセーションのある箇所は皮膚が何かの変化している事があります。 又、圧痛の有無や浮腫などを探します。
3:温度検査(インストルメンテーション)
ナーボスコープやC-3000サーモグラフィーによって、脊柱をまたいだ左右の皮膚温度の差を測定します。
急性の症状は炎症症状により皮膚表面温度が高くなり、逆に慢性症状は表面温度が低くなります。 この特性を利用し、サブラクセーションの箇所を絞っていきます。
4:動的触診(モーションパルペーション)
仙腸関節や各椎骨の可動を検査し、可動が消失ところや可動が亢進しているところを探します。
可動が消失している箇所にはサブラクセーションが存在し神経圧迫を伴います。
もしレントゲンがない場合、このモーションパルペーションを中心にリスティングを導き出します。
5:レントゲン解析 
近隣医院で撮ったレントゲンフイルムを使い解析を行います。
レントゲンを用いる事で触診だけでは得られない様々な情報を得る事が出来ます。
椎間板の損傷具合、椎骨の変位の程度、奇形の有無、歪みの全体像などの情報から、正確なリスティング・矯正する箇所や順番などを決定していきます。
又、施術前のイニシャルデータとしても有効活用します。

2014.03.01

サブラクセーションを予防するには?

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1)定期的にカイロプラクティックを受ける事
2)栄養・運動・休息をとる事
3)いい姿勢を維持する事
4)事故や怪我を予防する事
5)タバコ・医薬品・薬物・化学物質(化学調味料、合成保存料、着色料など)をなるべく摂取しない事
6)ストレス発散に心掛ける事

2014.02.28

サブラクセーションが起こる理由は?

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サブラクセーションが起こる理由は3つのストレス(DDパーマーの定義)が原因です。
1. 物理的ストレス:
交通事故・日常生活の姿勢の悪さ・無理な姿勢・過度なスポーツ・出産・慢性の運動不足・転倒など
これら物理的ストレスにより、骨が歪みが起こり神経の伝達が阻害されます。
2. 生化学的ストレス:
医薬品の服用・加工食品の摂取・化学調味料の摂取・タバコ・薬物の摂取・お菓子の過剰摂取・インスタント食品の過剰摂取・放射能・環境汚染による有害物質など
これらが原因でストレスホルモンが発生し、筋の収縮を招き神経の伝達が阻害されます。
3. 精神的ストレス:
うつ症状・過剰な心配症・ネガティブ思考・幼年期や過去の精神的トラウマ・家庭不和・人間関係のトラブルなど
これらが原因でストレスホルモンが発生し、筋の収縮を招き神経の伝達が阻害されます。

2014.02.27

サブラクセーション退化の段階について

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サブラクセーションを放置すると椎間板や椎骨の形にも変化を及ぼし、神経のダメージや萎縮(細く短くなる)を起こす原因になります。カイロプラクティックでは、サブラクセーションが慢性化し組織のかたちが変形してしまった事を「サブラクセーションの退化」と呼んでいます。
レントゲン解析により、D1の急性期~D6の退行変性最終期まで6段階で表します。

D1:急性期
椎間板に急な損傷が起こると水分吸収が過度に行われる。この為神経終末が刺激され腫れ・炎症・発熱を伴う。
D2:変性期
後部椎間板スペースが減少し、椎骨は後下方へ変位する。(約6ヶ月掛かって進行する)
D3:慢性期
損傷が進行し、さらに後下方変位が強くなる。椎間板の前部は変らないが後部のスペースが著しく減少する。(約3年~5年掛かって進行する)
D4:超慢性期(椎間板の厚さは元の2/3まで減少)
椎間板スペースの減少は可動性を著しく損ない、椎体辺縁に変位が始まる。後ろの椎間関節にも過度の負荷が掛かる為、骨関節炎変化が起こる。(約5年~8年掛かって進行する)
D5:退行変性期(椎間板の厚さは元の1/3まで減少)
椎体の後下方変位が非常にきつくなる。慢性が進行し治すのが非常に難しくなる。5年以内にこの段階に進行していたら重大な損傷である事を示す。(約8年~12年掛かって進行する)
D6:退行変性最終期 (椎間板の厚さは元の1/3以下に)
椎体自体が自然融合を起こそうとする。腰痛などは次第に軽減する。治すのは殆ど不可能。(15年以上放置した場合)
同じ腰痛の症状で来院されても、人それぞれサブラクセーションの退化の段階に違いがあります。カイロプラクティックを受けて改善が早い人と、時間が掛かる人の差はここにあるのです。
虫歯にもC1~C4って段階がありますよね?C1の虫歯だと治療はすぐ終わりますが、C3やC4だと歯の損傷が激しく治るのに時間が掛かります。それと同じだと思って頂くと理解しやすいかと思います。
長い年月を掛けて退化が進んでしまったサブラクセーションは、改善していくのにどうしても時間を要します。矯正を続ける事で徐々に段階は下のレベルに改善していきますが、D5以上のレベルですと改善は非常に困難になります。
また、年齢によっても退化の進行は変わってきます。
10代の椎間板は弾性に富み血液により椎間板に水分が供給されます。しかし20代に入ると椎間板への水分は浸透圧でしか供給されないのです。この為、20代を過ぎると放置されたサブラクセーションはどんどん退化していきます。
20代を過ぎてからは脊柱を可動させる事で椎間板に水分供給がされますので、身体を動かす事はこういう意味でもとても重要になります。椎間板が弾性に富む10代から定期的に矯正を行い、歪みのない身体にしておく事がサブラクセーションを慢性化させないとても有効な手段となります。

2014.02.26

サブラクセーションによって起こる障害

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サブラクセーションによって起こる障害は、痛みやしびれだけではありません。
以下の9つの神経機能に問題を生じます。これらの機能低下により様々な病気を発症します。
人間の機能はすべて神経がコントロールしています。体温が上がれば毛穴を開く、全速力で走ったら息があがり脈が速くなる。身体に余分な物は便として排出する、夜になったら副交感神経を働かせて各細胞を休ませるなど、これらは脳幹が神経を通じて行っています。
もしその大事な神経の役割がひとつでも機能しなかったらどうでしょう?人間の補正力でなんとか対応すると思いますが、いずれは病気になってしまいます。
脊骨は24個の椎骨で構成されておりその中に中枢神経が通っています。そして椎骨と椎骨の間から末梢神経が枝分かれして通っています。
この椎骨は繊細な神経を保護する大事な役割があります。いわば鎧です。
もしその鎧が歪んでしまったらどうなるでしょう?神経を守るはずである鎧が、自ら神経を圧迫してしまうのです。神経を圧迫してしまえば脳幹と各細胞の情報伝達が滞り、身体を正常に制御出来なくなるのです。
これがサブラクセーションと病気のメカニズムです。それだけサブラクセーションは身体にとって危険なものなのです。
(1)温度(体温)
(2)痛み
(3)運動器官
(4)膨張
(5)呼吸
(6)内分泌
(7)栄養を運ぶ
(8)排出作用
(9)修理する力

2014.02.25

サブラクセーションと神経圧迫の関係

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椎骨と椎骨の間にはクッションの役割を果たす椎間板があり、その椎間板により神経の通り道である椎間孔を健全に保っています。この椎間孔から神経が枝のように分岐しているので、この椎間孔の健全さが重要になる訳です。

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脊椎分離すべり症・感染症脊椎炎・圧迫骨折・脊柱管狭窄症・脊椎腫瘍など神経圧迫を起こす原因は色々ありますが、サブラクセーションが主原因で起こる神経圧迫には主に3つあります。
【原因1】サブラクセーションによる椎間板の変形
【原因2】サブラクセーションの退化による椎骨の骨棘化
【原因3】サブラクセーションの退化による椎間孔の狭窄

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又、その他の原因として椎間板ヘルニアがあります。
これは椎間板の中にある髄核が繊維輪を破り飛び出し、それが神経を圧迫している状態です。
ヘルニアになってしまった背景もサブラクセーションが潜んでします。患部もしくはその周辺にあるサブラクセーションが原因となり、椎間板に過負荷が掛かり髄核が飛び出してしまった為に発症します。

2014.02.24

サブラクセーションとは?

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サブ(sub)ラクセーション(Luxation) 直訳すると”脱臼以下の関節のズレ”の事です。
サブラクセーションしている箇所は存在しても4箇所程度です。その他は補正のズレ(カンパンセーション)となります。サブラクセーションが起こると椎骨は可動性を消失し、神経圧迫を伴います。
サブラクセーション=骨のズレですが、広い意味でサブラクセーション=神経圧迫とも表現できます。
カイロプラクティックでは患者さんの訴える症状を取り除くのではなく、このサブラクセーションを取り除く事を目的に施術を行っています。
カンパンセーションは、サブラクセーションによって起こる補正の歪みなので矯正の対象外となります。サブラクセーションを矯正する事で、カンパンセーションによる歪みは自然に改善されていくからです。
「ボキッ」ていう矯正音、サブラクセーションの箇所を矯正した時は比較的小さめの音ですが、カンパンセーションを矯正した時は逆に大きな音が鳴るのも特徴です。
サブラクセーションか?カンパンセーションか?の判断は、主にレントゲン解析を使用します。レントゲンによって写し出される歪みの全体像や、サブラクセーションの進行度から導き出していきます。
右にサブラクセーションとカンパンセーションの関係を図解しました。第2腰椎で最初のサブラクセーションが起こっています。それを水平に戻そうと第8胸椎で補正しています。これがカンパンセーションになります。
その上の第6胸椎においても、サブラクセーションが起きています。それをまた水平に戻そうと第4胸椎で補正をしています。この補正もカンパンセーションになります。
第2腰椎のサブラクセーションを改善すれば、自然に第8胸椎のカンパンセーションは改善していきます。
逆に第2腰椎のサブラクセーションを見逃し、第8胸椎ばかり矯正しても第8胸椎はいっこうに改善していきません。
また第2腰椎のサブラクセーションを改善しても、第6胸椎のサブラクセーションは別の歪みなので、自然には改善していきません。第6胸椎は別途矯正が必要になります。
これがサブラクセーションとカンパンセーションの関係になります。

2014.02.23

カイロプラクティックはなぜ身体をほぐさないのか?

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理由1:肩が凝る・腰がはる等の原因は神経圧迫だから
脊柱から出ている神経は肩や腰などの筋肉にも当然つながっています。
サブラクセーションなどにより、長期間神経が圧迫していると筋肉が硬くなる事が立証されています。(ヒルトンの法則)
サブラクセーションを取り除けば、自然の治癒力で筋肉も軟らかくなるからです。
理由2:生理的弯曲が消失している事が原因だから
脊柱には身体を支える為、生理的弯曲が形成されています。
頚椎は半径17cm、腰椎は半径19cm、腰椎5番目と仙骨の角度である腰仙角は36度~42度になっています。
ひとたびサブラクセーションが起こると、バランスを保とうと補正作用により生理的弯曲が消失(もしくは亢進)してしまいます。 
これが原因で身体を支えるバランスが崩れ、結果として筋肉が疲労し硬くなってしまいます。
サブラクセーションを除去し、生理的弯曲が正常になれば自然の治癒力で筋肉も軟らかくなります。

理由3:可動性が消失している事が原因だから
脊柱は24個、骨盤は4個の骨で構成されています。
これらの骨(椎骨)はすべてスムーズに動く事が正常です。(仙骨・尾骨は除く)
ひとたびサブラクセーションが起こると、その部位の可動性が消失してしまいます。
その消失が起こると、今度はどこかの椎骨がそれを補おうとして可動性が亢進してしまいます。
このような可動性が消失してしまっている周りの筋肉は硬くなってしまいます。
サブラクセーションを除去し、すべての椎骨に正常の可動性が戻れば、自然の治癒力で筋肉も軟らかくなります。
理由4:自然治癒力が分散してしまうから
矯正と筋肉をほぐす事を一緒に行う事によって、自然治癒力が分散してしまいます。脳幹がどこを治せばいいのか解らなくなってしまうからです。
より早く身体の治癒力を発揮させる為、あえて身体をほぐす事はしていないのです。
カイロプラクティックでは、一番重症な箇所を1箇所に絞って矯正する事があります。
それは脳幹に自然治癒力を働かす箇所をしっかり認識させる為です。

2014.02.22

カイロプラクティックが保険診療でない理由

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カイロプラクティックが保険診療でない理由は、まだ日本では国家資格でなく厚生労働省の認可が得られてないからです。
しかし、現在アメリカ合衆国では勿論、ヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランドや東南アジア諸国で専門医の資格として法制化されており、世界的な組織である「世界カイロプラクティック連合」がWHO(世界保健機構)のNGOに加盟しており保険診療が認められております。
発祥国であるアメリカでは4年制大学で一般教養、理数系全般を学んだ後、3年半から4年の間、カイロプラクティック大学で約3,065時間にわたる厳しい医療教育を受け、ドクター・オブ・カイロプラクティック(D.C. )という学位を授与されます。その間、4次にわたる国家試験があり、さらに卒業後、州ごとで異なる開業免許を取得しなければなりません。これらの長い教育課程を経て、はじめて保険診療が出来るようになるのです。
日本のカイロプラクティック学校のほとんどが国際基準に達していなく、又カリキュラムも統一しておりません。日本でもカイロプラクティックが保険診療になるように各団体が国に働き掛けていますが、様々な理由がありカイロプラクティックをすぐに国家資格に移行する事は難しいようです。
でも中には保険診療をしている接骨院で、本格的なカイロプラクティックを行っているところもあります。
それはカイロプラクティックに保険が効く訳ではなく、骨折・ねんざ・脱臼などの保険診療の部分と、カイロプラクティックの自由診療の部分を分けて施術・請求を行っています。
接骨院では、骨折・ねんざ・脱臼の急性症状のみ保険診療が認められています。カイロプラクティックは自由診療という事で別途実費(3000円~5000円くらい)で請求されています。

2014.02.21

カイロプラクティックのテクニック

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カイロプラクティックのテクニックには多くの種類があります。
そのテクニックの数は300種以上。カイロプラクティック大学の数・有名カイロプラクターの数程あると言われています。
代表的なテクニックの紹介
・ガンステッドテクニック
・トムソンテクニック
・SOT(仙骨後頭骨テクニック)
・ディバーシファイドテクニック
・AK(アプライドキネシオロジー)
・コックステクニック
・ピアーズテクニック
・アクティベーターテクニック    など

2014.02.20

カイロプラクティックの発展

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B.Jは1902年に4人の生徒の一人としてパーマースクールに入りました。良くも悪くも彼の存在を抜きにして、現在のカイロプラクティックを語ることはできません。卒業後、アイオワ州のデヴァンポートで、カイロプラクティックを普及させるために活動しました。
アメリカ医師会からの攻撃を受け、無免許診療で父ともども逮捕されました。出所後、パーマーは息子であるB.Jに学校の権利を売り、彼の残りの人生を過ごすことになるカリフォルニアに移りました。
B.Jはラジオ産業をはじめとする数々の事業、またリサーチクリニックでの研究や精神病院などの開設にも手を広げていきました。彼は多くの本を出版し、数多くの講演を行い、またカイロプラクティックの治療テーブルの販売事業も起こしました。こうしてカイロプラクティックを広く全米に知らしめることとなります。
B.Jは1930~35年にH I O(ホールインワン)学説を確立し、提唱しました。このことが契機になり、カイロプラクティックは分裂の歴史へと進むことになります。多くのカイロプラクターがB.Jの元を離れ、全米各地で独自にカイロプラクティックを普及させるようになりました。これ以降のカイロプラクティックのテクニックは、大学の数、あるいは伝説的な治療家の数だけ存在するようになりました。

2014.02.19

カイロプラクティックの優れているところは?

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1) より正確でより安全な矯正
レントゲン解析や可動検査・視診・触診等 検査に充分時間を掛けます。
検査を確実に行う事で、『より正確に、より安全に』矯正を行う事が可能です。
2) 健康な人でも施術可能
症状がなくても骨のズレ(サブラクセーション)は存在します。
症状が出る前に骨のズレを改善する事で、今後発症するかもしれない痛みや病気を未然に防ぐ事が出来ます。
カイロプラクティックでは、健康な人をより健康に導く事も可能です。
3) 根本的な改善が出来る
骨格を改善する事で症状の根本的な改善を目指します。
マッサージのように、その場の気持ちよさは無いかもしれませんが、根本的な改善により快適な状態が長持ちします。
4) 様々な症状に対応出来る
腰痛・肩こり・首痛など整形外科的症状だけが、カイロプラクティックの適用範囲ではありません。
カイロプラクティックは痛みやしびれなどの改善以外に、内臓疾患や自律神経失調症、眼精疲労、難聴、夜尿症、耳鳴り、アトピー、不妊症など、整形外科的症状以外でも改善が期待できます。
人間の機能は全て神経でコントロールしているからです。
5) 時間とお金を有効に
カイロプラクティックの施術は時間が掛かりません。
初診は原因調査や説明等で多くの時間を要しますが、2回目以降は25分前後で施術は終わります。
また、根本的な改善なので、将来をみても時間(期間)・施術費用は掛かりません。
患者さんの時間とお金を大切に考えます。

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