腰痛

腰痛の原因は自分自身

腰痛の原因は自分自身

日本人の成人4人に1人が腰痛で悩まされていると言われています。国民生活基礎調査によると、自覚できる不調の第一位は「腰痛」で、人口の約9%が腰痛で悩んでいることが分かりました。また、その他の厚生労働省の調査によれば、国内の2800万人が腰痛に苦しんでいると言われて、日本の人口の5人に1人が腰痛で悩んでいると言われています。腰痛の原因として冷え性や血行不良、デスクワークや家事などといった長時間の同一姿勢、様々なストレスからの精神的な不安、運動不足、眼精疲労、ホルモンバランスの乱れ、生活習慣の乱れなどといった体の外における外的要因が考えられます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • ギックリ腰を繰り返してしまう。
  • 中腰の姿勢が痛い。
  • レントゲンで異常がないと言われたけど腰が痛い。
  • 腰がおもく、腰が伸びない。
  • 長時間同じ姿勢でいると腰が痛い。

このように日常生活の様々な場面で悩まされる腰痛。 今回のコラムでは、腰痛に対する正しい知識とカイロプラクティックでの対策法をお伝えしていきます。

一般的な腰痛に対しての治療法common medical care
一般的な腰痛に対しての治療法
一般的な病院での治療は、腰のレントゲンを撮影し骨に問題が無いか検査します。骨の問題とは加齢によって骨粗鬆症からくる圧迫骨折や、骨が成熟する過程での過負荷による腰椎分離症などが一般的です。MRIなどの検査においてもヘルニアの兆候があるという診断が出たりしたケースでは、牽引やウォーターベッドでリハビリをおこなっていきます。レントゲンでしか見つかる事が出来ない症状もあるので整形外科での検査は非常に有効です。しかし椎間板スペースは減少しているものの、骨に異常が無いと判断さる方も非常に多いです。そのように診断された場合は、薬での対症療法になります。炎症を抑えて痛みを軽減させる鎮痛薬、筋肉の緊張を緩めて血流を改善する筋弛緩薬、筋肉の疲労をやわらげ神経機能の回復を促すビタミン剤などが挙げられます。また、湿布や塗り薬なども処方されますが、一時的に症状は緩和されても根本的な改善には至りません。

病院以外での治療法として整体や接骨院、マッサージ院があります。今では安いもみほぐしのお店やリラクゼーションサロンや整体院が沢山あり、腰の筋肉をほぐしてもらうと非常に気持ちがいいですが、凝り固まった筋肉に対してほぐしていく対症療法なので、根本的な原因が他にあったとするならば、マッサージは一時しのぎになってしまう事が多いです。接骨院においても凝り固まった筋肉に対して、ハイボルトや低周波治療器、干渉波治療器や微弱電流など物理療法していきますが、これらも対症療法です。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach
カイロプラクティックでのアプローチ
腰痛の予防策として外的要因だけに意識を向けるのではなく、体の内に意識を向けることです。 そもそも腰痛は私たちの体が危険な状態にあることを知らせてくれる大事なシグナルです。デスクワークのような長時間座っている姿勢をしていれば、必ず腰が凝るものです。 それ以上長く座っていることで体に負担がかかり危険が生じてくることを私たちの体は教えてくれているのです。

カイロプラクティックでは体の内に問題の根本原因が存在していると考え、腰痛に対してアプローチしています。腰痛で悩まされている人の多くは筋肉が硬直していて、原因として腰部や骨盤部へのストレスが大きく関係しています。 人間はストレスを受けると、そのストレスに抵抗するため交感神経が刺激されます。その結果血管の収縮が続き、血流が滞り、疲労物質がたまって筋緊張が起きます。そして”凝り”や”重だるさ”や”疲れ”などの症状につながります。これが初期の身体のシグナルになります。

この初期のシグナルの時に、軽い運動やストレッチや休息をとることで自然に解消されることが多いのですが、そんな簡単な事ではありません。腰痛で悩んでいる人のほとんどは慢性化しているため、運動でかえって腰痛がひどくなってしまい寝て体を休ませても解消されない。その様な経験はありませんか?初期のシグナルを放置し腰痛が慢性化してくると、筋緊張が続き脳の自己調整力によって回復を図ります。

今度は逆に副交感神経が優位になります。副交感神経が刺激されるとプロスタグランジンというホルモンを使って血流を促し、痛みを起こし炎症させる作用が出てきます。つまり腰がガチガチに凝って重たくなった部分が痛く感じるのは、組織の修復や回復をさせようとして体が起こす「正常な反応」なのです。

すべての痛みや凝りには必ず意味があります。私たちの体が腰や骨盤を支えるために自ら筋肉を硬直させ、コルセットのように不安定な場所を補強してくれている体の防御反応の1つなのです。ここで重要なのが脳と神経と体のつながりです。 脳と神経と体のサイクルに異常があると、脳が体の状態を把握できず適切な対処を行うことができないのです。その結果どれだけ凝っている筋肉をほぐしたとしても、また生活習慣を見直したところで、腰痛の根本改善にならないのです。

神経を介して脳と体のサイクルが正常であれば脳がしっかりと問題個所を把握することができ、修復と回復が正常に行われ自らの体でスムーズに治癒することができるのです。カイロプラクティックケアで腰痛の根本原因を解消し、快適な毎日を過ごしましょう!

腰痛の症例紹介case introduction

pagetop